ドル円一時138円台前半まで下落
24日のドル円は、米FOMC議事録の公表を受けて円高ドル安の流れとなり、1ドル=138.05円付近まで下落しました。
24日未明に今月初めに行われた米FOMCの議事録が公表され、参加者の多くがまもなく利上げペースの減速が適切になるとの考えに同意していたことが明らかになると、日米の金利差の縮小が意識されてドル売り円買いの動きが強まりました。
同日夜に1ドル=138.05円付近まで下落した後、本日になって一時139円台まで反発しましたが、アメリカが感謝祭ウィークで流動性が低下する中、動意の薄い状況となっています。
来週は米雇用統計やパウエルFRB議長の発言に注目
今週は日本の祝日やアメリカの感謝祭休暇があり、大きな動きは出づらいと予想されていましたが、中国でのコロナ拡大への懸念やアメリカの11月購買担当者景気指数(PMI)、FOMC議事録公表などを受けて相場が大きく反応する場面もありました。
来週はアメリカの個人消費支出(PCE)や雇用統計など、重要指標の発表が複数控えています。また、30日(水)にはアメリカの中央銀行にあたるFRBのパウエル議長による講演も予定されており、アメリカ経済の見通しなどについてどのような発言が行われるかが注目されそうです。
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