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FX「世界的利上げ減速論、原油安、円の逆襲で伸び悩むも年間首位は維持」メキシコペソ見通し

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総括

FX「世界的利上げ減速論、原油安、円の逆襲で伸び悩むも年間首位は維持」メキシコペソ見通し

予想レンジ 6.9-7.4

 (ポイント)
*対円では下げたが、対ドルでは強い
*今年は唯一ドルより強いのがペソ
*ファンダメンタルズは大きく変らず、ペソ円は介入を行う円の動きに左右される
*原油が安い。メキシコの長期金利が低下
*12月の政策金利は米国からデカップリングするか
*米中貿易関係が不調なら、メキシコが代替するか
*ロペスオブラドール大統領は24年に引退し年金暮らしをおくる
*政策金利は、0.75%引き上げ10.0%
*12回連続政策金利引き上げ、4回連続0.75%引き上げ
*10月消費者物価は8.41%上昇、総合インフレ低下もコアが高い
*バークレーズがペソ堅調見通し、ムーディーズは弱気
*ムーディーズは格下げ、S&Pは見通し引き上げ
*エスキベル中銀副総裁が利上げ減速論を展開
*世界銀行は今年の成長率を1.8%と予測、6月の見通しから0.1%引き上げ
*米国向け自動車輸出はメキシコが日本を抜いてトップに

(11月の相場つき 株価や金利は)
年初来の最強通貨を維持しているが、11月は上昇幅を縮小した。11月は対円で4.81%安
、対ドルで2.25%高。
年初来では対円で27.45%高、対ドルで5.51%高。メキシコ・ボルサ株価指数は年初来2.43%安、長期金利は9.42%で10月のピークの10.32%より低下している。

(ヒース中銀理事、FRB追随へ 早期乖離想定せず)
前回は、ボルハ中銀副総裁が、経済変数が改善すれば、FRBと歩調を合わせた利上げパターンから脱却する選択肢があると考えているという意見を紹介したが、中銀では別の意見もある。
 ヒース中銀理事は、金利政策でFRBから乖離する用意はまだできていないとし、乖離を急げば通貨ペソの下落につながる可能性があるとの見方を示した。
「短期的にはFRBにほぼ沿った動きを続けることが非常に重要だ。乖離すればボラティリティーが高まり、ペソが下落し始める可能性もある」と述べた。
インフレ抑制には追加利上げが必要との認識も改めて示し、次回12月の会合での利上げを示唆した。現在の政策金利は10%。
ヒース氏は年間のコアインフレ率について、年内にピークを打つ見通しで、11月は8.6-8.7%に達すると予想。10月は8.42%。想定外の衝撃がなければ、来年末までに4%前後に低下する可能性があるとの見方も示した。また、現在の利上げ局面が始まったのは昨年半ばだが、金融政策スタンスは今年9月にようやく制限的になったと述べた。

(フィッチがメキシコの格付けを確認)
財政運営は緊縮的で評価が高い。フィッチは、メキシコの格付けを「BBBマイナス」に据え置いた。見通しは安定的。慎重なマクロ経済政策枠組みや安定的で強固な対外財政に加え、政府債務の対国内総生産(GDP)比率が安定推移する見通しが、格付けを支持する要因とした。
一方で、軟調なガバナンス指標、長期成長見通しの弱さ、ミクロ政策介入が投資見通しに影響を及ぼす可能性、国営石油会社ペメックスの偶発債務が制約要因とも指摘した。

(フィッチの成長見通し、金利見通し)
メキシコのGDPは22年に2.5%、23年に1.4%増加すると予想した。また、メキシコ中銀が利上げを継続し、政策金利は22年末までに10.75%に達するとの見通しを示した。

(11月前半消費者物価 コアが全体より高い)
「食料・飲料・たばこ」の上昇率が高いため

  全体=前年比8.14%(前回8.53%)
  コア=前年比8.66%(前回8.39%)

テクニカル分析

ボリバン下位、雲の中

日足、11月18日-21日の上昇ラインを下抜く。雲中。11月11日-24日の上昇ラインがサポート。11月23日-24日の下降ラインが上値抵抗。ボリバン下位。5日線、20日線下向き。
 週足、10月24日週-31週の上昇ラインを下抜く。8月1日週-11月14日週の上昇ラインがサポート。11月7日週-14日週の下降ラインは上抜いている。5週線下向き、20週線上向き。
 月足、8月から毎月年初来高値を更新していたが11月は陰線スタート。9月-10月の上昇ラインを下抜く。3月-8月の上昇ラインがサポート。ボリバン上位。
 年足、2021年は陽転。20年-21年の下降ラインが上値抵抗だが上抜く。20年-21年の上昇ラインがサポート。



VAMOS MEXICO

メキシコへの外国直接投資は今年過去最高を記録

メキシコへの海外直接投資(FDI)は、2021 年と比較して、今年の最初の9 か月で29.5% 増加した。1月から9月まで321 億 5000 万ドル流入。昨年の最初の9 か月と比較して73億ドルの増加となった。
 1月から9月までのメキシコ経済への最大の外国投資家は米国で、FDI 総額の39.1%が米国から。次に大きな投資家はカナダで、FDI 総額の9.5%を占め。スペイン7.1%。アルゼンチン4.9%、そして日本が3.9%。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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