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FX「政策金利は0.75%引き上げか、格付けは好転」南アランド見通し

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総括

FX「政策金利は0.75%引き上げか、格付けは好転」南アランド見通し

「通貨5位、株価6位」
「予想レンジ 南アランド7.8-8.3」
                                            
(ポイント)
*今週は消費者物価と政策金利決定
*格付けは好転の兆し
*11月は最強通貨
*電気自動車製造へのプランの策定が急がれる
*エスコム社の格付見通し引き上げ
*アフリカの金融市場指数は南アが1位
*中国のゼロコロナ政策緩和は南アに好影響
*財政良好
*経済指標改善、貿易収支や製造業PMI
*中銀総裁はタカ派である
*南アの格付見通し引き上げ(ムーディーズ)
*女性候補も、12月のANC党首選
*南アへの直接投資と証券投資が減少
*2Q経常収支は8期ぶりの赤字
*石炭が見直され輸出商品へ
*ロシア産原油の輸入を計画している

(11月はここまで最強通貨)
11月はここまで最強通貨だ。強い経済指標で支えられている。年間では5位。

(格付好転か)
 S&Pは、南アの格付け見通しを「ポジティブ」で維持した。「予想を上回る歳入が今年の財政状況を支えているが、財政圧力は依然として残っている」とした。
外貨建て格付けおよび自国通貨建て格付けはそれぞれ「BBマイナス」、「BB」で据え置いた。10月の中期予算声明で、南アの財政赤字は以前よりも急速に縮小し、債務はより低い水準で安定するとされた。電力とロジスティクスのボトルネックが引き続き南ア経済の重荷となっているが、S&Pは、政府が民間部門の活動を拡大し、主要な政府関連企業を改革するための措置が今後 2、3年間でより強力な成長の成果を後押しする可能性があると予想している。南アは、COVID-19パンデミックの際に急激な経済収縮に見舞われたが、過去2年間の回復は、政府の歳入を押し上げたコモディティの棚ぼた効果によって支えられてきた。これをきっかけにジャンク債脱出へ向かうかどうか。

(消費者物価と政策金利決定)
 今週は週は10月消費者物価と政策決定会合が焦点となる。10月消費者物価は前年比7.4%上昇の予想。政策金利は0.75%引き上げで7.0%となる予想だ。クガニャゴ中銀総裁は、金利を引き上げる余地があるとの見解を示した。中銀は過去6回の金融政策決定会合で利上げしたが、政策金利はまだ最終地点に達していないとの認識を示した。インフレ率は第3四半期にピークに達した可能性が高いが、通貨当局が物価の伸びを抑える戦いで勝利を宣言するには、中銀の目標範囲の中間点に近づく必要があると総裁は述べた。

(南ア大統領が再選に向け公約、貧困対策前面に)
 ラマポーザ大統領は、アパルトヘイト撤廃後の繁栄から30年余りにわたり置き去りにされている多数の貧困者に向き合うとの公約を述べた。2024年の総選挙における与党・アフリカ民族会議(ANC)の候補選出に向けた指導部会合の閉幕に当たり演説した。
ANCの支持率は過去最低に落ち込んでおり、ラマポーザ大統領はズマ前大統領支持者を中心とする党内勢力から突き上げを受けている。ラマポーザ大統領は「多数の国民が土地も、実態を伴う生活改善見通しもない貧困状態のまま放置されるなら、政党民主主義は生存も繁栄もできない。したがって、貧困対策は民主主義政府の最優先課題となる」と述べた。
さらに、世界的な生活費危機は貧困者に対する搾取を増幅したと指摘。ANCは新型コロナウイルス禍に伴って拡大され、労働者層の有権者に支持された社会補助制度の拡充を目指すと言明した。このほか、公共教育の水準向上や国民皆保険導入にも取り組むと述べた。

テクニカル分析(ランド/円)

ボリバン2σ下限から雲中へ上昇

日足、ボリバン2σ下限から反発し雲中へ。11月10日-18日の下降ラインが上値抵抗。11月17日-18日の上昇ラインがサポート。5日線上向く、20日線下向き。
週足、雲のから這い上がる。10月10日週-11月14週の上昇ラインがサポート。11月7週-14日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、8円前半での揉み合い続く。ただ上ヒゲの長い月足が続く。8月-10月の上昇ラインがサポート。6月-9月の下降ラインが上値抵抗。雲の上。
年足、21年はかろうじて陽線。22年もここまで陽線。18年-21年の下降ラインを上抜く。20年-21年の上昇ラインがサポート。



喜望峰

電気自動車に政策策定を急げ

 フォード・アフリカ責任者は、南ア政府は自動車産業を救うために、電気自動車に関する確実な政策を6か月以内に提供しなければならないと述べた。南アの自動車産業は、国内総生産の5%を占め100,000 人以上の雇用を支え、自動車輸出の4 分の3 を占めており、そのほとんどがヨーロッパ向けだ。しかし、英国が2030年から新しいガソリン車とディーゼル車の販売を禁止することを計画し、EUが2035年に新しいガソリン車とディーゼル車の販売を禁止することを計画しているため、南アの自動車産業は数千の雇用と数十億ドルの収益を失う可能性がある。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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