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ドル/円:上値余地を探る動き。142.50超えで終えれば下値リスクが後退。138.50以下で終えた 場合は新たな下落リスクが点灯。



 

ドル/円:上値余地を探る動き。142.50超えで終えれば下値リスクが後退。138.50以下で終えた 場合は新たな下落リスクが点灯。

直近の日足は前日足から上寄りした位置に十文字の寄せ線に近い形の足で終えている。下ヒゲがより長く、下値トライに失敗した形となったことから、週初から上値余地を探る動きが先行すると見られるが、今年3月に付けた114.65を基点とする中期的なサポートラインの下で推移しており、この日足の上値抵抗が、週初は141.90-00に、週末には142.50-60まで上げてくることから、142.50超えで終えるまでは下値リスクが軽減されず、ドル買いも慎重に。一方で下値も、139.60-70,139.00-10にやや強い下値抵抗が出来ており、139円台の足元がしっかりした感がある。押しは一旦買い場となろう。但し、138.50-60の抵抗を下抜けて終えた場合は再び下値リスクが点灯、138.00以下で終えた場合や137.50-60の抵抗を下抜けた場合は新たな下げエネルギーを得て135~136円方向への一段のドル下落に繋がり易くなる。日足の上値抵抗は140.70-80,141.20-30,142.00-10,142.50-60に、下値抵抗は139.90-00,139.50-60,139.00-10,138.50-60にある。21日移動平均線は144.87にあり、この下に入り込んで短期トレンドは下値リスクを残した状態だが、120日、200日線は139.93と133.34に位置しており、下値抵抗として働いている。 一方直近の週足は、下ヒゲが長く実体の小さい「タクリ足の陽線」で続落を食い止めている。下値トライに失敗した形となったことから、短期的な底打ちを見た可能性が生じているが、前週の大陰線の影響を受けた状態にあるので、上値トライに失敗して反落する可能性にも注意する必要がある。週足ベースで見た強い上値抵抗が142.50-60にあり、これを上抜けて越週するまでは、下値リスクが軽減されない。また、138.80以下で越週した場合は下値リスクが点灯、137.50以下で越週した場合は135円方向への一段のドル下落リスクに注意が必要となる。今週の週足ベースで見た上値抵抗は142.00-10,142.50-60,143.20-30に、下値抵抗は139.60-70,138.80-90,137.60-70にある。31週、62週移動平均線は137.40と126.38に位置しており、中期トレンドは“ドル強気”の流れに変わりない。 今週の戦略は、ドル買いは139.60-70で押し目買い。損切りは138.80で撤退。ドル売りは様子見か142.00-10まで引きつけて。損切りは142.60で撤退としたい。 上値は、140.50-60,141.00-10,141.20-30,141.70-80,142.00-10,142.50-60にあり、全てをクリアしきれない可能性もまだ高いが、142.50超えで終えた場合は日足、週足ともに形状が安定して一段のドル上昇に繋がり易くなる。この場合でも144.50-60の抵抗を実体ベースで上抜けて終えない限り、“ドル強気”に変化しない。下値は、140.00-10に軽い抵抗が、139.80-90,139.50-60,139.00-10にやや強い抵抗が出来ており、下値余地が限られる展開が予想されるが、138.50-60の抵抗を下抜けて終えた場合は、日足の形状が再び悪化して下値リスクが点灯、138.00以下で終えるか137.50割れを見た場合は新たな下げエネルギーを得て135円方向への一段のドル下落に注意が必要となる。

ドル/円【日足】期間:2022/03/17~2022/11/18(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)


ドル/円【週足】期間:2019/10/04~2022/11/18(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

ユーロ/円:上値余地を探る動き。上値抵抗にも注意。143.50以下で終えた場合は下値リスク 点灯。147.20超えで終えれば一段の上昇へ。

直近の日足は前日足から上寄りのスタートとなったが、続伸に繋げられずに陰線で終えている。下げエネルギーの強いものではなく、下値を切り上げる流れを維持しているが、一方で、10/21に付けた148.40を直近高値として上値も切り下げており、この日足の上値抵抗抗が146円台に控えていることから、これを上抜けきれずに反落する可能性にも注意する必要がある。短期トレンドは“ニュートラルからやや強気”の状態にあるが、144円割れで終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなる。さらに143.50以下で終えた場合は短期トレンドが“ユーロ弱気”に変化して140円方向への一段の下落リスクに注意が必要となる。逆に、146.50超えで終えれば下値リスクが後退、147.20超えで終えた場合は“ユーロ強気”に変化して147.60-70の強い抵抗をクリアしつつ148円超えトライの動きが強まり易くなる。日足の上値抵抗は146.20-30,146.50-60,147.10-20,147.60-70に、下値抵抗は144.60-70,143.90-00,143.50-60,142.00-10にある。21日移動平均線は145.77に位置しており、これを上抜けきれておらず、下値リスクを残しているが、120日、200日線は141.38と138.45に位置しており、中期トレンドをサポートしている。 一方直近の週足は、前週の陰線の値幅内に実体が小さい陽線が入り込んだ形となり、続落を食い止めている。週足の下値抵抗に跳ね返されて上値トライの流れに転じており、今週も上値余地を探る動きが期待出来るが、単体では上昇エネルギーの強いものではなく、また、10月に付けた138.40を直近高値として上値を切り下げる流れからも上抜けておらず、下値リスクを残した状態にあることから、反落の可能性にも注意する必要がある。今週の週足ベースで見た下値抵抗が144.00-10にあるが、これを割り込んで越週するか、日足が143.50以下で終えた場合は短期トレンドが“ユーロ弱気”に変化して、下値余地が拡がり易くなるので注意したい。逆に、週足の上値抵抗が147.10-20にあるが、147.20超えで越週出来れば、“ユーロ強気”に変化して一段の上昇に繋がり易くなる。今週の週足ベースで見た上値抵抗は145.90-00,147.10-20,148.50-60に、下値抵抗は、144.00-10,141.60-70,140.10-20にある。31週、62週移動平均線は140.29と135.40に位置しており、中期トレンドをサポート中だが、140円を割り込んで越週した場合は、中期トレンドが変化して新たな下落リスクに注意が必要となる。 今週の戦略は、ユーロ買いは144.10-20の押し目待ち。損切りは下値リスクが点灯する143.40で撤退。ユーロ売りは様子見か146.40-50まで引きつけて。損切りは147.20で撤退としたい。 上値は、145.20-30に軽い抵抗が、145.50-60,146.00-10,146.20-30,146.50-60に強い抵抗があるが、全てクリアして終えた場合は、下値リスクが後退、147.10-20,147.60-70の抵抗を全てクリアするか、147.20超えで終えれば新たな上昇エネルギーを得て一段の上昇に繋がり易くなる。下値は、144.60-70に軽い抵抗が144.10-20,143.90-00.143.50-60に強い抵抗があるが、全て下抜けて終え た場合は、短期トレンドが“ユーロ弱気”に変化して下落余地がさらに拡がり易くなる。 下値抵抗は143.00-10,142.50-60,142.00-10,141.20-30,139.80~140.00,139.50-60。140円割れで越週するか、139.50割れを見た場合は、中期トレンドが変化してユーロの下落余地が拡がる可能性に注意が必要となる。 (川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2022/05/03~2022/11/18(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

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