この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を3分でわかりやすく解説する番組です。
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ドル/円下値注意、先行きは鈍化期待だが遅れる可能性も-米国10月消費者物価指数
動画要旨
【米国10月消費者物価指数】
11月10日、21時30分に米国の10月消費者物価指数(CPI)が発表されます。米労働省が、消費者が購入する衣料、食料品、サービスなど約200品目の価格の変化を調査したもので、インフレ動向を見る重要な指標です。代替品の購入を考慮せず、品目を固定して計測するため、同様のインフレ指標とされるPCEデフレーターと比べると、若干高く出ることが多いとされています。
【米国10月消費者物価指数を見る上でのポイントは3つ】
1つ目は、9月は居住費、医療費がインフレを押し上げる格好になり、コア前年比は6.6%へ伸びが加速しました。また、エネルギー価格が低下したことで、総合は伸びが鈍化しましたが、全体的にインフレ高止まりが懸念される結果でした。
2つ目は、今後のインフレ動向は居住費がポイントの一つになる可能性があります。米賃貸情報のアパートメントリストが発表する全米の家賃中央値はすでに下落し始めています。今後、価格低下がインフレ指標にも波及してくれば、インフレを押し下げる期待があります。
もっとも、統計上、最新の価格動向が反映されるまでかなりの時間差があり、価格低下がどこまで反映されるか、市場関係者も判断に苦慮しているようです。
3つ目は、9月中のガソリン価格平均は1ガロン当たり3.56ドルでしたが、10月は3.64ドルへ上昇しています。10月5日、OPECプラスは11月以降、日量200万バレル減産で合意したため、ガソリン価格の下落に歯止めがかかり、物価抑制を妨げる危険はあります。
インフレ上昇と低下の材料が混在しており、見通しに対し楽観的にはなりづらそうです。
【結果とドル/円の反応】
米国10月消費者物価指数
TEAMハロンズとしては、食品などのインフレ傾向は残りますが、家賃低下の影響がそろそろ出始めるのではとの期待から、③をメインシナリオと考えています。
※この文章は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
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円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」(動画)、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X(Twitter)アカウントTEAMハロンズ(@TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21:00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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