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FX「11月に入り株価は反発、人民元は対ドルで反発、対円で弱い」人民元見通し

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総括

FX「11月に入り株価は反発、人民元は対ドルで反発、対円で弱い」人民元見通し

(通貨8位(5位)、株価13位(10位))
予想レンジ 人民元/円 19.9-20.4

(ポイント)
*中国新体制発足直後に人民元と株価が急落
*11月に入り株価は反発、人民元は対ドルで反発、対円で弱い
*10月財新製造業PMIが改善、政府版PMIは悪化
*米中首脳会談開催観測あり
*ゼロコロナ政策の緩和は不透明
*中国金融当局は経済成長は引き続き優先事項イデオロギー優先懸念を払拭
*3Q・GDP成長率は前年比3.9%
*22年実質成長率、2.8%に下方修正 世界銀行
*ロシア産原油を大量購入
*バイデン米大統領は、米軍が台湾を防衛と発言
*米国は中国からの輸入品に対する制裁関税措置を継続

(株価は漸く反発。人民元は対ドルで反発も対円では弱い)
投資家が中国新指導部の体制に懸念を抱き人民元と株価が下落していたが、11月1日、2日と株価は戻した。人民元は対ドルでは上昇も、対円では日銀介入の影響もあり下落を続けている。
反発した理由は、中国がゼロコロナ政策を緩和し国境再開へ向かうとの観測、米中首脳会談が開催されるという観測、内需拡大重視の発改委トップの論文が出た事、10月財新製造業PMIの上振れなどが上げられる。ただゼロコロナ政策については中国国家衛生健康委員会が11月2日、新型コロナウイルス感染を速やかに封じ込めるため、「ゼロコロナ政策」を堅持すべきとの見解を示している。中国は大規模ロックダウンや各種対策が経済に悪影響を及ぼしてもゼロコロナ政策を緩和することはないと繰り返し表明している。1日の感染者数は約3000人だった。

(習氏の指針の矛盾)
習氏の指針には矛盾も多い。経済成長の押し上げを掲げる一方で、「ゼロコロナ」政策継続でロックダウンを実施。テクノロジーの自給自足を目指しつつも、テクノロジー業界の利益は無視。開放を進めるとしつつ、言論の自由と資本の移動は制限。「中華民族国家の復興実現」のためだとして台湾を巡る破滅的な戦争に突入すれば、壮大なビジョンの実現には恐らく最大の問題となる。

(中国の金融規制当局者が弁明)
中国の金融規制当局者は、経済成長は引き続き優先事項であり、改革と自由化は継続されると述べ、習近平国家主席3期目の間にイデオロギーが優先されかねないという海外投資家の懸念払拭に努めた。
人民銀行は証券・銀行監督当局から複数の幹部が香港で開催された「グローバル・ファイナンシャル・リーダーズ・インベストメント・サミット」にテレビ会議システムを通じて参加。中国は通貨と不動産市場の安定を維持し、成長を促進する経済戦略に引き続きコミットしていると訴えた。
中国証券監督管理委員会の方星海副主席は「習主席は中国共産党大会活動報告で、党と国の活動全体における経済成長の中心性を改めて強調した。これは非常に重要だ」と指摘。中国が成長に「完全に集中」していることを示していると述べた。
また、中国の開放政策は中国と世界の双方に利益をもたらすものであり、「確固たる基盤」があると説明。海外メディアの報道についても「中国をあまりよく理解しておらず」、短期的な視点に立った報道が多いと批判した。

テクニカル分析(人民元/円)

ボリバン3σ上限から2σ下限へ急落、そして低迷

日足、10月21日のボリバン3σ上限からの下げがまだ続く。2σ下限で推移。11月1日-2日の下降ラインが上値抵抗。9月28日-11月2日の上昇ラインがサポート。5日線は20日線を下抜き下向き、20日線も下向く。
週足、2週連続陰線。今週も陰線スタート。ボリバン2σ上限から反落。8月1日週-10月24日週の上昇ラインがサポート。10月17日週-24日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、8月の下ヒゲの長い陽線で9月、10月は上昇局面を店ながらも長い上ヒゲを残し11月は陰線スタート。ボリバン2σ上限に達して下落。6月-8月の上昇ラインがサポート。
年足、21年は大陽線。20年-21年の上昇ラインがサポート。15年-21年の下降ラインを上抜いて22年スタート、ここまで陽線。



チーファンラマ

米中首脳会談開催か

米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は11月1日、今月インドネシア・バリ島で開催されるG20首脳会議での米中首脳会談の設定に向け調整が行われていると明らかにした。カービー氏は、バイデン大統領と習近平国家主席の直接会談の設定に向け事務レベルでの作業が進行中とした。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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