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FX「貿易黒字減少、計画停電。ストの季節で不安」南アランド見通し

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総括

FX「貿易黒字減少、計画停電。ストの季節で不安」南アランド見通し

「通貨6位、株価6位」
「予想レンジ 南アランド7.7-8.2」

(ポイント)
*8月貿易黒字が大幅縮小
*南アへの直接投資と証券投資が減少
*計画停電とストライキが経済活動阻害
*週は9月ABSA製造PMI、自動車販売、S&P・PMIの発表
*米金利引き上げ、日銀の円買い介入も影響
*世界の資源エネルギー価格下落もランド売り材料
*政策金利は0.75%引き上げ
*消費者物価が上昇減速
*7月小売売上は改善
*2Q経常収支は8期ぶりの赤字
*2Q・GDPは減速
*石炭が見直され輸出商品へ
*ロシア産原油の輸入を計画している
*アフリカ開銀はアフリカ大陸でのスタグフレーションを示唆

(8円はかろうじて維持するも弱い)
8円はかろうじて維持するも弱い。9月13日のボリバン3σ上限から2σ下限まで下落、雲の下に落ちている。

(8月貿易黒字が縮小)
 南アランドを支えてきた貿易黒字だが、8月はその黒字を大幅に縮小した。71.8億ランドの黒字。7月は248.1億ランドの黒字だった。ここ7か月で最少の黒字だ。輸出が前月比1%減少、輸入は10.4%増加した。世界的にエネルギー価格が下落していることも鉱産物の出荷に響いた。

(南アヘの投資減少)
海外からの南アへの投資も減少している。2Qは海外からの直接投資は262億ランドと1Qの399億ランドから減少した。2Qの証券投資は398億ランドの流入超。1Qは607億ランドの流入超だった。中銀によると、海外投資家の債券購入が株式売却を上回ったようだ。

(計画停電とストライキが経済活動阻害)
 計画停電はその範囲を拡大している。大手電力会社エスコムでは内部の妨害工作があり送電に支障をきたしているとの報道もあった。労働組合のストも経済活動を阻害するだろう。南アの公務員は、政府の賃金の申し出を拒否する準備をしており、10 年以上ぶりに公務員による大規模なストライキが発生する可能性が高まっている。政府の130万人の労働者の報酬は政府総支出のほぼ3分の1を占めており、それを抑えることが、財政赤字を抑制し、暴走している州の債務を管理下に置くという国庫の計画の鍵となる。

(今週の指標)
 今週は9月ABSA製造PMI、自動車販売、S&P・PMIがある。

(失業の不安とは)
  南アの人口統計学的見通しは、その労働力が年間約 350,000 人の成人によって増加している。一方、国は20万人の雇用しか創出できていない。これは失業率が上昇し続け、10年以内に失業率が40%に達することを示唆している。これにより、数百万人の成人が間もなく経済から排除される可能性があるため、抗議行動や不安に関連する国の不安定化のリスクが高まる。

テクニカル分析(ランド/円)

ボリバン3σ上限から2σ下限へ下落

日足、ボリバン3σ上限から2σ下限へ下落。雲の下。9月28日-30日の上昇ラインがサポート。9月29日-30日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向き、20日線下向き。
週足、3週ぶり陽線。雲の上限に近い。8月1日週-9月26日週の上昇ラインがサポート。ボリバン下位。9月12週-19日週の下降ラインが上値抵抗。8月1日週-9月26日週の上昇ラインがサポート。5週線、20週線下向き。
月足、6月の長い上ヒゲでの下押し圧力。9月も長い上ヒゲを残した。6月-9月の下降ラインが上値抵抗。8月-9月の上昇ラインがサポート。
年足、21年はかろうじて陽線。22年もここまで陽線。18年-21年の下降ラインを上抜く。20年-21年の上昇ラインがサポート。




喜望峰

鉱山業関連の見本市

 ヨハネスブルクで、鉱山業関連の見本市「エレクトラ・マイニング・アフリカ」が開催された。電気機械や、自動化、製造、電力、建設、輸送業界関係者が出展し、南部アフリカ地域では最大の鉱業見本市だ。世界各国から650社以上の出展があり、オーストリア、ドイツ、イタリアの3カ国が国別パビリオンを設置した。日本からは旭有機材、ヤンマー、三菱電機、横河電機の4社が出展した。なお、鉱業は2021年の南アのGDPの8%を占める主要産業の1つだ。


情報提供元:FX湘南投資グループ
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