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FX「メキシコ中銀、0.75%利上げ、11回連続利上げ。ただ9月CPIは低下か」メキシコペソ見通し

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総括

FX「メキシコ中銀、0.75%利上げ、11回連続利上げ。ただ9月CPIは低下か」メキシコペソ見通し

予想レンジ 6.9-7.4

 (ポイント)
*メキシコ中銀、0.75%利上げ、追加引き締め示唆
*経済指標は概ね強く、物価は高い。9月CPIは若干低下か
*ペソを支えているのは郷里送金
*米国向け自動車輸出はメキシコが日本を抜いてトップに
*前向きな新産業戦略が打ち出された
*米独中がメキシコとの経済関係を強めている
*政府は楽観的な経済見通しを発表
*7月鉱工業生産は前年比2.6%増加
*メキシコ大統領がウクライナ侵攻の停戦を提案
*対内直接投資が伸びている
*2QのGDP改定値は前期比0.9%増
*大統領の支持率は61%と高い
*米との金利差6%を維持か
*ムーディーズは格下げ、S&Pは見通し引き上げ

(全会一致で0.75%利上げ。利上げは11会合連続)
 メキシコ中銀は、政策金利を0.75%引き上げ、過去最高の9.25%とした。FRBに追随し、金融引き締めにもかかわらず高止まりしているインフレに対応する。
 5人の委員が全会一致で0.75%の利上げを支持した。中銀は声明で「インフレを引き起こす要因の大きさと複雑さを考慮した」と指摘し、ロシアのウクライナ侵攻による食料やエネルギーの価格上昇を利上げ継続の理由として挙げた。また、インフレの道筋に対するリスクバランスは依然として大きく上方に傾いているとした。

 ロペスオブラドール大統領はインフレ率の高止まりを受け、新たに物価上昇を抑制する政策を打ち出す考えを示しているが効果が出ておらず「今後の対策もあまり期待できない」と見られている。

(日銀円買い介入で小緩む。メキシコ経済の強さは変わらず)
 ペソ円は9月22日に7.294円をつけ年初来高値を更新直後に日銀の24年ぶりのドル売り円買い介入が入り、円高が進み7.03円まで下落した。今週は小反発している。国家統計局が8月のメキシコ経済は、前年同月比で2.9%成長した可能性が高いと発表したからだ。製造業で3.1%、サービス業で2.6%増加したことによるものだ。
 9月前半の消費者物価は前年比8.76%上昇となり前回の8.62%を上回った。コアは8.27%上昇で前回の7.97%を上回った。7月小売売上は前年比5%上昇で前月の4%を上回った

(他の指標も強い。次の焦点は)
7月経済活動指数は0.4%で前月の-0.3%を上回った。8月貿易収支は54.98億ドルの赤字、8月失業率は3.5%であった。次の焦点は10月3日の9月製造業PMIと5日の9月消費者信頼感指数、7日の9月インフレとなる。9月インフレは若干低下しそうだ。

(仕送りが支えるペソ相場)
 また、ペソ下支えの要因である海外のメキシコ人労働者からの仕送り(郷里送金)は22年に585億米ドルに達し、2021 年に比べて13.4%に増加する見込み、23年の仕送り額はさらに増加し626億ドルの予想だ。

(米国向け自動車輸出はメキシコが日本を抜いてトップに)
メキシコの自動車輸出は過去15か月で最高に達した。8月のメキシコ製の自動車および自動車部品の輸出額は152.4億米ドルで2021年8月から42.5%増加した。
 米国への自動車輸出は先月、年間ベースで43.7% 増加、その他の市場への輸出は 36.7%増加した。メキシコは、2022 年上半期に米国への自動車の主要な輸出国であり、史上初めてトップの座を獲得した。
 米国への自動車輸出は、日本、カナダ、韓国、ドイツと続く。
NAFTAに取って代わる自由貿易協定である米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)が発効してから2年後、メキシコは日本を抜いて自動車の最大輸出国となった。

テクニカル分析

さすが年初来最強通貨の強さ発揮

日足、9月22日はボリバン2σ上限近い7.294円をつけ年初来高値を更新した直後に、日銀のドル売り円買い介入が入り、7.026まで下落した。その後は底堅い。8月31日-9月28日の上昇ラインがサポート。9月22日-29日の下降ラインが上値抵抗。5日線再び上向く。20日線上向き。ボリバン中位あたり。
 週足、6週連続陽線の後は、日銀介入もあり小緩む。今週は長い上ヒゲの陰線。3月7週-8月1日週の上昇ラインがサポート。
 月足、7月は6か月ぶり陰線も8月は年初来高値を更新し大陽線。9月も何度も高値を更新した。6月-7月の下降ラインを上抜く。5月-8月の上昇ラインがサポート。ボリバン2σ上限超える。
 年足、2021年は陽転。20年-21年の下降ラインが上値抵抗だが上抜く。20年-21年の上昇ラインがサポート。



VAMOS MEXICO

前向きな新産業戦略

メキシコ経済省は、技術革新、国内部品調達の増加や人的資本開発を通じて、包括的成長を生み出す経済モデルを構築するため、官民の様々な経済主体を調整するための戦略「産業政策に向けて」を発表した。同戦略は、産業界のニーズに対応するため、「イノベーションと技術・科学のトレンド」「新しいトレンドに対応した人的資本の形成」「現地調達の促進」「持続可能な産業」という4つの横断軸で構成されている。

また、ゼロエミッション車の生産や国内での半導体製造促進を含む5つの戦略的分野も決定した。5つの戦略的分野は、「食品産業」「電子・電気」「EV」「クリエーティブ産業」「医療医薬品関連サービス」。これら5分野は、先進国の取り組みを研究し、メキシコの特徴を分析した上で、現在および将来のメキシコ経済の競争力を高めることを目的として決定された。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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