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FX/為替見通し「ドル/円、底堅いが上値は重い 144円台は戻り売り」2022/9/9 今日のポイントをささっと!(15:45更新)

ポイント:底堅いが上値は重い 144円台は戻り売り

外為どっとコム総合研究所の研究員、宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)が、動画でチャート分析を行います。FX初心者の方にも分かりやすいよう、予想の値動きを示し、FX為替予想を行います。

目次

▼午後のドル/円見通し
▼ドル/円・豪ドル/円・ユーロ/円見通し(詳細版)
▼移動平均線の注目ポイント
▼ボリンジャーバンドの注目ポイント
▼MACD(マックディー)の注目ポイント
▼RSI(相対力指数)の注目ポイント
▼ストキャスティクスの注目ポイント

午後のドル/円見通し

ドル/円・豪ドル/円・ユーロ/円見通し(詳細版)

動画配信期間:2022/9/9~
💬宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい):Twitter
https://twitter.com/gaitamesk_ueha

▼移動平均線の注目ポイント

・単純移動平均線(SMA)はトレンド系指標
 
① 現在のトレンドを確認する
・SMAとローソク足の位置関係
・SMAが示す方向
>SMAがローソク足より下に位置して上向き = 上昇トレンド
>SMAがローソク足より上に位置して下向き = 下落トレンド
>SMAがローソク足と重なり横向き = 保ち合い

  ② 売買タイミングを計る
・SMAが押し目買い、戻り売りのポイントになる
>トレンドの方向に沿ったタイミングを見極める
グランビルの法則

③ 複数本分析
・ゴールデンクロス(GC)とデッドクロス(DC)
短期線と長期線のクロスにより相場の勢いや方向感が見えてくる
短期線が長期線を上抜いたら買いシグナル。下抜けたら売りシグナル
  <注意>
GC・DCでエントリー後、すぐに天井・底となり反転してしまうケースも見受けられる
そのようなダマシを回避するために、早めのエントリーポイントや
クロス後の押し目、戻りを待つという考え方もある

▼ボリンジャーバンドの注目ポイント

・ボリンジャーバンドはトレンド系指標
 
① 収縮(スクイーズ)から拡大(エクスパンション)
バンド幅が収縮しているときは、小幅な値動きで方向感がない
その後、大きな値動きが発生するとバンド幅が拡大する
動いた方向にトレンドが発生する可能性あり

② バンドウォーク
①の後、ローソク足が±2σバンドに沿って変動する様子
相場に勢いがありトレンド継続の状況
 
③ 相場の行き過ぎから逆張り
バンド内にある程度、値動きが収まると想定されている
[σ1:68.27% σ2:95.45% σ3:99.73%(画像内のバンドは、σ1とσ2)]
そのため、ローソク足がバンドからはみ出たら逆張りという考えがある
ただ、はみ出るということは値動きに勢いがあるということ。
そのまま、上昇(下落)する可能性がある
逆張りを行うなら、その他のテクニカル指標と組み合わせてタイミングを計る

▼MACD(マックディー)の注目ポイント

・MACD(マックディー)はオシレーター系であり、トレンド系でもある

  ① トレンド方向を確認
プラス圏=上昇トレンド マイナス圏=下落トレンド
直近の値動きは、MACDが上向きだと上昇傾向。下向きだと下落傾向
 
② ゴールデンクロス(GC)とデッドクロス(DC)
MACD(赤)とシグナル(青)のクロスにより相場の勢いや方向感が見えてくる
MACDがシグナルを上抜けたら買いシグナル。下抜けたら売りシグナル

注意点
例)マイナス圏でGCの場合、一時的な調整反発の可能性があり、再び下落に転じる可能性がある
 
③ ダイバージェンス(逆行現象)
相場の勢いが衰えていることで起こる現象
 例)価格は高値更新しているが、MACDは、高値を切り下げている
ダイバージェンスとなると、MACDが示す方向に変動する可能性ある

▼RSI(相対力指数)の注目ポイント

・ RSI(相対力指数)はオシレーター系指標

① 過熱感を確認
・買われすぎ売られすぎ感
 >30以下売られすぎ=売りの勢いがある
 >70以上買われすぎ=買いの勢いがある

 売買タイミング
・30を下から上抜く=買いシグナル
・70を上から下抜く=売りシグナル

② トレンドの確認
・50より上 上向き 上昇傾向
・50より下 下向き 下落傾向
・50付近  横向き もみ合い

③ ダイバージェンス
・逆行現象
 >相場の勢いが衰える。指標の示す方向に変動する可能性

▼ストキャスティクスの注目ポイント

・ストキャスティクスは、オシレーター系指標

・%Kと%Dを使う場合をファスト・ストキャスティクス
・%DとSlow%Dを使う場合をスロー・ストキャスティクス
※動画使う際は、%Kと%D、Slow%Dの3本表示しています

① 過熱感を確認
・買われすぎ売られすぎ感
>20ライン下 売られすぎ
>80ライン上 買われすぎ

② トレンドの確認
・①の確認が取れた後、相場の勢いが強く高値を更新していると0ライン、安値更新で100ライン付近に張り付くことがある。
その際は、過熱感ではなく相場に勢いがあり、トレンド継続と見る
>20ライン下 下落トレンド
>80ライン上 上昇トレンド

③ 売買シグナル
・%DがSlow%D(%Kが%D)を上下に突き抜ける
>%DがSlow%Dを上抜き、20ラインも上抜く 買いシグナル
>%DがSlow%Dを下抜き、80ラインも下抜く 売りシグナル

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uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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