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FX「リラ安抑制の資本規制 << 国民の自己防衛リラ売りと貿易赤字」トルコリラ見通し

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総括

FX「リラ安抑制の資本規制 << 国民の自己防衛リラ売りと貿易赤字」トルコリラ見通し

(通貨最下位、株価首位)
予想レンジ トルコリラ/円7.2-8.2

(ポイント)
*政策金利は14%に据え置き
*新資本規制の効果薄れる
*トルコの預金はリラよりも外貨が多い
*国民は自己防衛でリラ売りドル買い、リラ売りユーロ買い
*物価上昇率は3Q末に84.7%とさらに跳ね上がる見込み
*10年国債は今年の最高利回りの25%から17%台へ低下
*今週は6月貿易収支の発表
*7月企業信頼感指数は悪化、6月自動車生産は増加
*トルコを格下げ(フィッチ)
*S&Pは既に格下げを実施
*エルドアン大統領の来年の大統領選挙への支持率が低い
*米議会がF16戦闘機のトルコへの売却に反対
*住宅価格上昇はロシア人の住宅購入によるもの
*観光収入は増える
*トルコ実業界はリラの対ドルレートを9から14の間で推移することを望む

(下げ止まらず)
下げ止まらない。ウクライナ紛争における穀物の輸出再開問題では、トルコはロシア・ウクライナ・国連を仲介し奔走しているが、経済問題では改善が見られず、リラは最弱通貨のままだ。資本規制でリラ安に歯止めをかけようとしているが効果はない。ただ外貨業務執行の条件としてリラ国債の購入という条件は効果があり、10年国債は今年の最高利回りの25%から17%台へ低下している。

(大統領の意向で高インフレでも金利据え置き、リラ安止まらず)
 トルコ中銀は、先週、政策金利を14%で据え置いた。他の措置によって通貨リラの下落とインフレ高進を抑えられると判断し、7カ月連続の据え置きを決めた。 中銀は政策判断と併せて声明を発表し、マクロプルデンシャル政策を必要に応じて強化すると表明。既に与信の伸びが明らかに鈍っていると指摘した。
 トルコ中銀は世界的な利上げの流れに反し、融資のリスク加重引き上げやリラ建て融資について銀行に中銀への預け入れを義務付ける比率を2倍にするなどのマクロプルデンシャル政策に依存している。リラは年初来でドルに対してほぼ35%下落した。

(物価上昇率は3Q末に84.7%へ)
 物価上昇率は3Q末に84.7%とさらに跳ね上がる見込みだ。その後は前年の伸びが高いことによる「ベース効果」の影響で上昇が減速し始めるという。エルドアン大統領は、来年1Q末ごろには物価高が家計にもたらす負担は軽減されると発言している。一方調査では、その時期でも物価上昇率はなお50.8%との予想が示された。大統領・議会選が予定される2Qの終わりまでには42.3%まで鈍化し、来年末は34.4%、2024年末は20.0%という見通しになった。
 一方生活費増大をよそに、中銀は最低でも来年末まで政策金利を現在の14%に据え置くとみられている。これは低金利を通じた与信と輸出の拡大に優先的に取り組むという政府の経済運営方針と一致する。

(国民は外貨預金で自己防衛)
トルコの預金はリラよりも外貨が多い。7月1日付で、リラ預金が2.994兆リラ、外貨預金が3.814兆リラ(相当)だ。国民はこれでインフレから逃れようとしている。

(7月25日の指標)
・7月企業信頼感指数 103.7(前月106.4)
・7月設備稼働率 78.2%(77.6%)
・6月自動車生産(前年比)26.3%(25.5%)

(今週は貿易収支の発表もあり)
 リラ安を招く貿易収支(6月)の発表あり

テクニカル分析(トルコリラ/円)

雲の下限に沿って下落。上ヒゲが長い日足が続く

 日足、雲に入れず雲の下限に沿って下落。7月15日、18日、20日、21日、22日と上ヒゲが長い。ボリバン2σ下限へ。7月21日-22日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向きで20日線を下抜く。
 週足、7月4日週-11日週の上昇ラインを下抜く。7月11日週-18日週の下降ラインが上値抵抗。ボリバン2σ下限に近い。
 月足、1月からほぼ横ばい。21年12月-22年6月の上昇ラインがサポート。21年11月-22年5月の下降ラインが上値抵抗。
年足、7年連続陰線。22年は一時寄り引き同時に近づいたが、また円に引き離される。18年-21年の下降ラインが上値抵抗。



メルハバ

エルドアン大統領がイラン訪問、天然ガスの供給安定化へ

 エルドアン大統領は7月18日、イランの首都テヘランを訪問し、この機会に、・ハーメネイ最高指導者やライーシー大統領らと会談した。
 イラン側は、天然ガス輸出を通じて、トルコに持続可能なエネルギーを提供する準備ができていると表明し、トルコへのイラン産天然ガス輸出契約の25年間の延長と、ガス輸出量の増加が今後の議題となることで合意した。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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