2022年6月10日
【ドル/円】:押し目買い方針継続。上値抵抗にも注意。
ドル/円は東京市場で前日足から上寄りのスタートとなりましたが、上値を追い切れず、結果的には下ヒゲが非常に長い“タクリ足”の陰線で終えています。下値トライに失敗した反動で134.50超えの上値抵抗をトライする可能性に繋げていますが、高値圏で出たタクリ足は、“首吊り線”(=ここを買ったら首吊りものの意)となる可能性があり今日の買いは慎重に。 短期トレンドは132.50以下で終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻して130~131円台の足元を固め直す動きが強まり易くなります。逆に135.10超えで終えれば来週も上値トライの動きが継続します。 ドル買いは134.00-10で軽く買って133.70で浅めに撤退するか、133.30-40の押し目待ちとします。この場合の損切りは浅い場合で132.80,深い場合は短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻す132.40に置く必要があります。 日足の上値抵抗は134.40-50,134.60-70,135.00-10に、下値抵抗は133.40-50,132.50-60,131.80-90にあります。
【ユーロ/円】:上値余地が限られる可能性が点灯中。142.00割れで短期トレンドに変化。
ユーロ/円は“カブセの陰線”が出ており、単体では下値リスクの高いものですが、下値を急角度で切り上げる流れを変えておらず、トレンドの変化は認められません。買いは損切りが付いたので1日様子見か141.90に損切りを置くなら引き付けて軽く買い狙い。141.90割れを見た場合は短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻します。売りは様子見です。上値抵抗は142.90-00に軽い抵抗が、143.30-40,143.60-70,144.00-10にやや強い抵抗が出来ています。下値抵抗は142.00-10,141.20-30にあります。144.10超えで終えれば一段の上昇へ。逆に142円を割り込んで終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻して140.00近辺の足元を固め直す動きへ。
【ユーロ/ドル】:上値の重い展開。1.0550以下で終えた場合は一段の下落へ。
ユーロ/ドルは反落。1.0770-80の上値抵抗にもぶつかっており、日足の形状が悪化しています。買いは損切りが付いたので1日様子見です。売りも様子見か1.0680-90の戻り待ちとします。損切りは1.0740で撤退です。上値抵抗は1.0650-60,1.0680-90,1.0730-40に、下値抵抗は1.0600-10,1.0560-70,1.0500-10にあります。1.0550以下で終えた場合は短期トレンドが変化して下値リスクが高くなります。
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