FX/為替予想「カナダ/円は14年ぶりに107円台乗せるか? 加雇用統計に注目!」注目の高金利通貨 カナダドル/円 6月8日号

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執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也

カナダドル/円(4時間足)

CAD/JPY 4時間足
※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照

直近1週間のポイント

・カナダ中銀楽観見通し
・輸出先の米経済好調
・原油高止まり

足元のカナダドル/円は7年半月ぶりに106円台へと上昇

1日にカナダ中銀が政策金利を1.50%に引き上げた事で一時103円台に上伸したカナダドル/円はその後も堅調に推移しています。
中銀は「旺盛な個人消費に加え、輸出拡大が予想されることから、第2四半期は堅調に推移する」として経済の先行きに楽観的な見方を示しました。
最大の輸出先である米国の経済が好調なこともカナダドルの追い風となり、3日には一時104円台へ続伸。
さらに7日には105円台へと連日で高値を更新する展開となり、8日の東京市場では2014年12月以来の106円台へと上値を伸ばしています。
ウクライナ紛争の長期化でカナダの主要輸出品である原油が高止まりしている事もカナダドル買い材料になっているようです。

注目ポイントは雇用統計

カナダでは10日に5月雇用統計が発表されます。失業率は過去最低を記録した4月と同じ5.2%の予想となっており、新規雇用者数は2.75万人増加すると見込まれています。
失業率のさらなる低下や雇用者の大幅な増加などが確認されれば、カナダドル買いが強まるでしょう。
この場合、カナダ/円は2008年7月以来の107円台が視野に入りそうです。
ただ、カナダ金利先物市場では7月の50bp利上げ(2.00%への利上げ)がほぼ織り込まれています。
このため、雇用統計が弱めの結果になれば、利上げ期待が後退しやすく、カナダドルにも利益確定売りが出やすくなると考えられます。

来週までのカナダドル/円の見通し

予想レンジ
104.800-108.000円
基調
堅調維持

来週までの注目ポイント

☆6/10 カナダ5月雇用統計
・原油価格

「為替チャート|カナダドル/円(CADJPY)|60分足」はこちら

「高機能チャート(テクニカル分析|カナダドル/円(MXNJPY)|60分足」はこちら 

f:id:gaitamesk:20191106165135p:plain 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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