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FX「株価首位(首位)、円と激烈な最下位争い。先週も健闘」トルコリラ見通し

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総括

FX「株価首位(首位)、円と激烈な最下位争い。先週も健闘」トルコリラ見通し

(通貨最下位、株価首位)   
予想レンジ トルコリラ/円 8.2-9.2

(ポイント)
*15日ぶり陰線後は伸び悩む
*ただ4月はここまで対円で陽線
*先週は一時、円を抜いて年初来最下位を脱出した(現在は最下位)
*ウクライナ危機でも株価は絶好調で33.64%高
*リラ特別預金増加でリラが安定
*家賃が急騰している
*IMF成長見通し下方修正
*預金準備率を引き下げ経済を活性化する狙い
*コロナ感染は大幅減少
*ウクライナ危機の悪影響が市場ではない
*貿易・経常収支は赤字が続く
*インフレは61%だが政策金利は14%で据え置かれた
*S&Pは格下げを実施
*非居住者にも特別リラ預金制度適用
*トルコはロシアに経済制裁を課していない
*エルドアン政権が与党に有利な選挙制度改革を計画している
*主要食品の付加価値税を1%に引き下げ
*トルコ実業界はリラの対ドルレートを9から14の間で推移することを望む

(リラは健闘)
トルコリラは健闘している。先週は一時円を抜いて通貨最下位を脱出したが週末は僅差ながらも再び最下位となった。ただ南アランド、豪ドル、NZドルが先週は円高に振れる中で週間3位、月間2位としっかりしていた。ウクライナ危機でも債券が買われ株価も高い。いい方向へ向かっていることは確かだ。ロシアに制裁を課していないことで欧州各国と異なり物流は影響は受けていないのだろう。

(貿易需給より、政府の特別為替制度がリラを支える)
 為替需給面では貿易・経常赤字が改善しているわけではない。為替差損ヘッジ付きのリラ預金残高が増加していることや、輸出業者に義務付けられている中銀への外貨収入売却比率を25%から40%に引き上げることを検討しちることがリラを支えている。

(今週は指標が多い)
 今週は企業信頼感 経済信頼感 インフレリポート 貿易収支  観光収入と経済指標が多い。
 4月企業信頼感指数は109.7で前月の108.5や予想の107を上回った。

(家賃急騰)
トルコのリゾート地アンタルヤの家賃が急上昇している。ロシアやウクライナからの移住者が急増しているからだ。ウクライナ紛争後に平均家賃は2500リラから1万リラへ急騰している。不動産会社によれば住居を探している10人のうち7人がウクライナ人かロシア人という。住民の不満は高まっているようだ。
 住宅購入でもトルコ統計研究所によると、ロシア人は今年の第1四半期にトルコで1,535の不動産を購入し、2021年の同時期の938から増加、ウクライナ人はトルコで381の物件を購入し、同じく222から増加した。

(IMF成長見通し下方修正)
 IMFは今年と来年の世界経済の見通しを下方修正、世界の商取引を混乱させ、石油価格を押し上げ、食糧供給を脅かし、コロナウイルスとその亜種によってすでに高まっている不確実性を高めたウクライナでのロシアの戦争を非難した。
 トルコの22年成長見通しも3.3%から2.7%に下方修正された。

(トルコ中銀、銀行所要準備規制を改正 金融安定やリラ化促進で)
 中銀は、銀行の所要準備預金に関する規制を改正すると発表した。改正は「物価の安定という主な目的に沿ったもので、金融の安定支援やリラ化促進の取り組みの一環」と説明した。

テクニカル分析(トルコリラ/円)

15日ぶり陰線後は伸び悩む

 日足、雲の上に出る。ボリバン2σ上限の8.843をつけて反落。4月1日-11日の上昇ラインがサポート。4月20日-25日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。20日線上向き。
 週足、6週連続陽線。3月21日週-4月11日週の上昇ラインがサポート。21年11月15日週-12月20日週の下降ラインが上値抵抗。ボリバン中位上抜く。5週線上向く。
月足、4月はここまで陽線。21年12月-22年3月の上昇ラインがサポート。ボリバン2σ下限。21年9月-10月の下降ラインが上値抵抗。
 年足、7年連続陰線。22年は寄り引き同時に近づいてきた。18年-21年の下降ラインが上値抵抗。



メルハバ

株価大きく下がらず、独走

 昨日(4月25日)世界の株価は中国景気減速や資源安で大きく下げたが、トルコのイスタンブール100指数は0.41%上昇、年初来33.64%高と独走している。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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