米物価は上昇加速への警戒高まる? 政府は異例のコメントで冷静な対応促す
市場の注目点をおさらい、事前にシミュレーションしてFXトレードの準備を行いましょう。
想定されそうなシナリオをイメージしてリスクを低減!
【米消費者物価指数】
・原油価格は戦略備蓄の放出などで、足元のNY原油先物価格は1バレル=96ドル付近へ低下しているものの、3月中旬には一時129.42ドルまで上昇するなど商品相場の上昇が継続しています。
・また、3月分の米雇用統計では時間給の伸びも前月比0.4%増と賃金上昇圧力も物価押し上げに寄与している様子です。
・2月雇用統計時の異例の声明が記憶に新しいところですが、11日、米ホワイトハウスはインフレデータ公表に際し、「異常に高い数字に備えている」との声明を発表するなど、インフレ高騰が心配される状況になっています。
※CRB商品指数と米コア物価指数の動向
【市場の反応は】
・市場予想を上回って強めの数字が出てくれば、米長期金利が3.00%トライ、ドル/円も節目の126.000円を突破し127.000円を見据える格好になるかもしれません。
・ただ、ドル高が継続しない可能性もくすぶっている点には警戒です。
・5月以降、米国で連続して大幅利上げが実施されれば、インフレが徐々に落ち着くと見通されているほか、米国の大幅利上げは相当織り込まれているため、ヘッドラインへの反応は一時的にとどまるかもしれません。
・逆に株価の調整が遅れていることもあり、数字にびっくりして株価調整で金融市場が反応すれば、リスク回避の円高圧力が強まる危険や、円安進行による本邦要人からの円安けん制発言への思惑がくすぶり始め、ドル/円の上値を抑制する危険の方が高いかもしれません。
・高値つかみには警戒が必要です。
※イメージされる値動き
※ドル/円と米10年債利回りの推移
【ドル/円 4時間足-上 日足-下】
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