【欧米による対ロ追加制裁】同じ引き締め観測でもウクライナ情勢で明暗 アジア新興国にも影響!
市場の注目点をおさらい、事前にシミュレーションしてFXトレードの準備を行いましょう。
想定されそうなシナリオをイメージしてリスクを低減!
【本日の米欧による対ロ追加制裁の内容に注目】
世界的な物価上昇で、これまで利上げにやや消極的とみられていた豪州や欧州でも、以下のように年内利上げ観測が意識されています。
・RBA(豪準備銀行)→交易条件の改善から経済の持ち直し観測から年内2%付近までの利上げ観測
→しかし、足元のユーロと豪ドルの値動きはほぼ正反対
【理由は:】
・豪州は石炭・LNG(液化天然ガス)などの化石燃料輸出国であるほか、戦地との距離があること、同国格付けがAAAであることなどから投資資金を集めている
→こ両地域の地政学的リスクの差が通貨の強弱に影響
→米、EUが本日6日にも決定するとみられるロシア産石炭輸入の禁止などを盛り込んだ追加経済制裁の内容次第では、ユーロと豪ドルの格差がさらに拡大する危険はある
→場合によっては、ユーロドルは3月7日に付けた年初来安値1.08057ドルを目指す可能性
【アジア諸国にも余波】
ロシアの石炭生産は世界の5.2%で、そのうち35%が欧州向け。それ以外は、中国、インド、韓国、日本などとなっている。韓国や日本以外の国々は制裁に加わっておらず、引き続きロシア産石炭の輸入を続けると考えるが、欧州の調達先変更に絡んで世界的に価格上昇が進めば、アジア新興国の成長減速の不安も高まる。
【直近のユーロ(上)と豪ドル(下)の動向】(※対ドル、8時間足)
「為替チャート|ユーロ/米ドル(EURUSD)|60分足」はこちら
「為替チャート|豪ドル/米ドル(AUDUSD)|60分足」はこちら
「高機能チャート(テクニカル分析)」はこちら
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