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FX「3日連続陽線。7会合連続利上げで6.5%へ、株価指数も年初来4.8%高」メキシコペソ見通し

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総括

FX「3日連続陽線。7会合連続利上げで6.5%へ、株価指数も年初来4.8%高」メキシコペソ見通し

予想レンジ 5.8-6.3

(ポイント)
*ペソ円は年初来高値更新、2020年2月以来の高値
*政策金利はインフレ懸念で0.5%利上げ(事前に大統領が公表)
*1月鉱工業生産、小売売上はまずまず
*ガソリン価格上昇には補助金で支援
*海外は電力再国有化法案に懸念
*株価は年初来4.80%高(3/24)
*3月前半消費者物価は7.29%と高い
*二人の中銀副総裁の景気見通し弱気の発言があった
*メキシコはロシアに経済制裁を課さず(貿易関係はあまりない)
*4Q経常収支は黒字となった
*2021年の郷里送金、516億ドルと過去最高額
*空路での外国人旅行者数、前年比77%増
*成長見通し、大統領5%、IMF2.8%、OECD2.3%、BOA1.5%といろいろ
*21年4Qでリセッションへ

(政策金利,7会合連続引き上げ)
メキシコ中銀は、政策金利を予想通り0.5%引き上げ6.50%とした。利上げは7会合連続。中銀発表の数時間前にはロペスオブラドール大統領が0.5%ポイントの利上げが決定されたとの異例の公表をしていた。利上げは全会一致だった。
 世界的な金融・財政状況の引き締め、地政学的な紛争に関連する不確実性、インフレ圧力の上昇を考慮したと指摘。声明で「予想される期間内のインフレの軌道に対するリスクバランスは悪化しており、依然として上方に偏っている」とした。

(市況)
メキシコペソ円が6.097と13日連続陽線で年初来高値更新、2020年2月以来の高値となった。3月に入ってメキシコペソが対ドルで上昇しているのではなく、円安が大幅に進んだための上昇となった。メキシコの2月消費者物価(CPI)は、7.28%と上昇率が予想を上回わり潜在インフレ圧力が過去20年超で最高水準となり、中銀の追加利上げ観測が高まったことが円よりペソが買われた原因だ。ウクライナ危機での商品価格急騰で資源国としても買われた。

(3月前半CPI)
3月前半は前年比7.29%上昇。インフレ目標の3.0%を大きく上回っている

(1月小売売上)
1月は前年比6.7%増で、予想の6.0%、前月の4.9%を上回った

(今夜も指標あり)
1月経済活動指数が発表される。予想は前年比1.8%増、21年12月は1.3%増であった

(ウクライナ危機ではメキシコに投資を要望)
 ロペスオブラドール大統領はやや自分勝手な主張だが、ウクライナ戦争の影響でメキシコへの投資が拡大するとの見方を示した。これまでロシアやその他新興国に向かっていた資金が今後はメキシコに流入すると述べた。その結果、経済成長率が高まり、雇用情勢も改善すると指摘した。「戦争に伴うこの新たな経済危機において、世界で最も投資機会の豊富な国として、メキシコは1番手ではないにしても、2番手、3番手には入るだろう」と主張した。

(ロペスオブラドール大統領の訴え、米国非難)
ロペスオブラドール大統領は、米国議会がロシアとの戦争でウクライナを支援するための資源を即座に承認したことに対し、米国議会が中央アメリカ諸国への援助を承認するのに長い時間(4年)がかかる理由を疑問視した。米国上院は今月初めにウクライナのための136億米ドルの緊急軍事および人道援助パッケージに最終承認を与えた。すべての点で、それは中央アメリカとカリブ海諸国の貧しい人々を支援するために必要な量よりもはるかに多かったとロペスオブラドールは批判した。

テクニカル分析

13日連続陽線

日足、13日連続陽線。ボリバン3σ下限から2σ上限越えまで急騰。雲のはるか上に。3月23日-24日の上昇ラインがサポート。5日線、20日線上向き。
 週足、ボリバン中位を割り込み一時雲の中に落ちるも急反発、ボリバン3σ上限に近づく。21年3月7日週-14日週の上昇ラインがサポート。
 月足、雲中を突き進み上昇。ボリバン2σ上限を上抜く。21年11月-12月の上昇ラインがサポート。20年2月-22年2月の下降ラインを上抜く。20年2月の高値を上抜く。
 年足、2021年は陽転。20年-21年の下降ラインが上値抵抗だが上抜く。20年-21年の上昇ラインがサポート。

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VAMOS MEXICO

フェリぺ・アンヘレス新国際空港が開港

メキシコ州サンタ・ルシア空軍基地内に建設されたフェリペ・アンヘレス新国際空港(AIFA)が3月21日、開港した。AIFAの建設は、タバスコ州のドスボカス製油所、マヤ観光鉄道の建設、テワンテペック地峡の開発と並ぶ、連邦政府の4大インフラプロジェクトの1つで、そのうち初めて建設が完了したプロジェクトとなる。
 AIFAはメキシコ市の中心地から約50キロ離れた場所に位置しており、アクセスに時間がかかることがネックとなっている。
 同空港の能力としては、年間2,000万人の利用が可能といわれているところ、国防省は2022年内の利用客を250万人程度と見込んでおり、AIFAの建設目的であるメキシコ市国際空港の飽和の改善を実現するまでには時間がかかりそうだ。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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