【24日、G7首脳会議、NATO緊急首脳会議、EU首脳会議開催】先手を打ったロシア・プーチン大統領、ルーブル建て支払い要求 独・伊は反発
注目イベントの結果で、為替市場はどう動く?事前にポイントを押さえてFXトレードの準備を行いましょう。
ロシアは藪蛇?
昨日は、ロシアのプーチン大統領が友好的でないと見なす国に輸出する天然ガスについて、「代金支払いにルーブルを使用するよう要求する方針」であるとのニュースが流れ、原油価格やロシアルーブルが上昇。また、ロシア中銀は、空売りは禁止したままながら株取引の一部再開を承認するなど何かと金融市場がざわついた感じでした。
プーチン大統領にしてみれば、本日から始まるG7、北大西洋条約機構(NATO)、EU首脳会議へのけん制の意味合いがあったのかもしれません。ただ、一部報道では今回の追加制裁は要人や企業に対する行動制限など緩やかな措置に留まるのではとの見方もありましたが、プーチン大統領の行動がかえって強めの制裁発動を誘発する危険性も出てきました。
【23日のウクライナ関連の主なニュース】
EUは米国と協調して対ロ制裁の強化や拡大を検討しているが、石油やガスの購入を停止するような新たな措置はとらない見通しだ。
EU外交筋によると、新たな措置で合意できるとしても規模は限定的で、恐らく抜け穴をふさぐことに的を絞ったものになるだろう。
ロシア中銀、MOEX指数33銘柄の24日取引再開を承認-空売りは禁止=BBG抜粋
ロシア中央銀行はモスクワ取引所で株式33銘柄の取引を24日に再開することを承認すると発表した。
ロシア通信当局、グーグルニュースの接続遮断=ロイター抜粋
ロシア連邦通信・情報技術・マスコミ監督庁(ロスコムナゾル)は、米アルファベット子会社グーグルが手掛けるニュース集約サービス「グーグルニュース」の接続を遮断した。ウクライナにおけるロシアの軍事活動に関する「偽情報」へのアクセスを許可しているというのが理由。
想定されそうな市場反応
特に、EUは石油やガスの購入を停止するような新たな措置はとらないとの方針のようですが、この部分の協議の落ち着きどころ次第では、株式・コモディティ・為替・金利などの各市場の動向が見定めづらくなる危険はあり、注意が必要です。
EUは石油やガスの購入を停止するような新たな措置発動まで踏み込めば、為替市場は欧州通貨安・コモディティ通貨・ドル高でまずは市場が反応しそうです。
【主な要人発言】
・ロシアへのエネルギー依存を早期に解消する予定だが、ドイツが不況に陥る可能性も
ゼレンスキー・ウクライナ大統領
・日本には対ロシア制裁の継続を要望
・ロシア軍、新たな攻撃を準備
ノバク・ロシアエネルギー相
・ロシアのOPEC+割当を変更する必要性についての議論、時期尚早
※ この文章は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
【ユーロ/円 日足】
「為替チャート|ユーロ/円(EURJPY)|60分足」はこちら
「高機能チャート(テクニカル分析)」はこちら
PC:https://www.gaitame.com/markets/chart/advanced.html
スマホ:https://www.gaitame.com/markets/chart/advanced_sp.html
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。