読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

FX「雲中模索、二人の中銀副総裁の弱気発言。追加利上げ観測あり」メキシコペソ見通し

f:id:okinawa-support:20190828090023p:plain

 

総括

FX「雲中模索、二人の中銀副総裁の弱気発言。追加利上げ観測あり」メキシコペソ見通し

予想レンジ 5.3-5.8

 (ポイント)
*2月消費者物価は7.28%と高い 追加利上げ観測へ
*3月11日は1月鉱工業生産の発表
*二人の中銀副総裁の弱気の発言があった
*原油は輸出するがガソリンをそれ以上輸入する国で
 原油高を相殺
*株価指数は年初来かろうじてプラス圏維持
*メキシコはロシアに経済制裁を課さず(貿易関係はあまりない)
*4Q経常収支は黒字となった
*2月製造業PMIと企業信頼感は改善
*クレディスイスはメキシコの投資判断引き上げ
*2021年の郷里送金、516億ドルと過去最高額
*空路での外国人旅行者数、前年比77%増
*政策金利は6.0%へ引き上げ。利上げ幅は0.5%
*成長見通し、大統領5%、IMF2.8%、OECD2.3%、BOA1.5%といろいろ
*2021年成長率は4.8%
*21年4Qでリセッションへ

(二人の中銀副総裁の弱気の発言)
メキシコペソは2月28日週から下落した。二人の中銀副総裁の弱気の発言があった。ヒース副総裁は、利上げについて、景気回復を複雑にする可能性があると述べ慎重な姿勢を示した。「経済は停滞している。明らかに利上げはリセッションからの早期脱却につながらない」と指摘した。ウクライナ危機はメキシコの経済成長に重大なリスクをもたらさないが、インフレ圧力を高める恐れがあるとの見方を示した。
ただ最近の通貨ペソ相場の状況については「満足している」と述べた。

 またエスキベル副総裁は、昨年後半の経済実績が「あまり好ましくなかった」ことを踏まえ、政府は近く、今年のGDP成長率予想の下方修正を余儀なくされるとの見方を示した。先週公表の報告書によると、中銀の22年経済成長率の最新予測は1.6-3.2%。これに対し、ロペスオブラドール大統領は5%と予想している。

(原油高は必ずしもペソを浮上させない)
 原油高はメキシコ経済を潤すが、一方、原油輸出額を超えるガソリンを海外購入していることもあり相殺されてしまう。最近は再び半導体不足も加速しそれはメキシコの自動車生産を停滞させる。 

(強い2月消費者物価)
 2月消費者物価(CPI)は、上昇率が予想を上回った。潜在インフレ圧力が過去20年超で最高水準となり、中銀の追加利上げ観測が高まった。
2月の総合ベースCPI前年比上昇率は7.28%で、前月の7.07%から上昇が加速。中銀目標の2倍を超えた。予想は7.23%だった。
変動の大きい一部品目を除くコアCPIの前年比上昇率は6.59%と、2001年半ば以来の高い伸びになった。ヒース中銀副総裁は、コアインフレ率は2月にピークに達したわけではない公算が大きいと述べ、3月には6.7%を上回ると予想。ロシアとウクライナの衝突で価格がさらに上昇する可能性があると警告した。
同氏は「メキシコでも世界でも、インフレの高止まりは予想より持続するだろう」と述べた。

 (本日は1月鉱工業生産の発表がある)
予想は前年比2.4%増、前月は3%増。世界的な半導体などの供給不足がどう影響するか
本日、午後9時発表

テクニカル分析

ボリバン3σ下限から反発も、まだボリバン下位。雲中

日足、じり安推移しボリバン3σ下限まで落ちて反発。まだボリバン下位、雲中。3月8日-9日の上昇ラインがサポート。3月4日-10日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き、20日線を下抜く。
 週足、ボリバン中位を割り込み一時雲の中に落ちるも反発。2月21日週-28日週の下降ラインが上値抵抗。21年11月22日週-3月7日週の上昇ラインがサポート。
 月足、雲下限スレスレで推移。ボリバン中位から反発。11月-12月の上昇ラインを下抜く。20年5月-21年11月の上昇ラインがサポート。20年2月-22年2月の下降ラインが上値抵抗。
 年足、2021年は陽転。20年-21年の下降ラインが上値抵抗だが上抜く。20年-21年の上昇ラインがサポート。

f:id:okinawa-support:20220311091159j:plain



VAMOS MEXICO

大統領支持率65%へ回復

 ロペスオブラドール首相の支持率はオラクルス調査で2月は就任後最低の58%まで落ち込んでいたが3月は65%まで回復した。2月の低下の原因は、大統領の子息の妻が石油セクター会社の幹部が所有している米国ヒューストンの豪邸で暮らしていることが報道されたことによるものであった。ただ大統領が何の利益相反にもならないと主張し、またその調査は電話をもたない貧困層は対象になっていない、自分は貧困層から支持を受けているなどと反論し、3月の回復となった。

情報提供元:FX湘南投資グループ
本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたしま す。また、本レポートに記載された意見や予測等は、今後予告なしに変更されることがございます。 なお、本レポートにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、FX湘南投資グループグならびに株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。