対ドル基準値3年10か月ぶりの元高水準、非製造業PMIも強い
中国人民銀行は1日の対ドル基準値を前日から0.0208ドル安元高の6.3014に設定。2018年4月以来約3年10か月ぶりの元高設定となっている。ドル人民元は昨日の市場で一時6.30台後半を付け、こちらも3年10か月ぶりの元高圏に。こうした動きを受けての基準値設定であるが、当局が元安方向に振らなかったことで、市場は当局の元高容認の期待も出ている。
10時半に発表された中国製造業・非製造業PMIはともに予想を上回る結果に。特に製造業PMIは好悪判断の境となる50を割り込む動きが見込まれていたが、50.2と50を超えただけでなく前回の50.1よりもわずかながら改善となっている。10時45分に出た財新による製造業PMIも予想を上回り、50.4と50を回復する動きに。
こうした動きは元買いの材料も、6.30の節目を前に元買いにやや慎重姿勢も見られ、6.31前後での推移となっている。
対円ではドル円の下げもあって、昨日の海外市場で値を落とす展開となったが、18円20銭前後がしっかりとなり、直近18円25銭前後での推移。
USDCNY 6.3111
(配信:みんかぶFX 2022/03/01 (火) 10:57)
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