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FX「政策金利は6.0%へ。景気後退もFRB動向見つつ今後も引き締めか」メキシコペソ見通し

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総括

FX「政策金利は6.0%へ。景気後退もFRB動向見つつ今後も引き締めか」メキシコペソ見通し

予想レンジ 5.4-5.9

(ポイント)
*政策金利は6.0%へ引き上げ。利上げ幅は0.5%
*利上げについては中銀の5人のうち4人が0.5%、1人が0.25%を提案
*CPIはコアがまだ高い
*成長見通し、大統領5%、IMF2.8%、BOA1.5%といろいろ
*2021年成長率は4.8%
*21年4Qでリセッションへ
*JPモルガンは格下げを示唆
*2021年貿易収支は114億9106万ドルの赤字
*2021年仕送り額は515億9400万ドル
*米国がメキシコを渡航警戒レベルへ
*資源関連産業を政府が独占する法案を大統領が提出
*米エネルギー長官がメキシコ訪問、メキシコの電力市場に対する国家統制を懸念

(政策金利は6%へ。6会合連続利上げ)
中銀は政策金利を0.5%引き上げて6.0%とした。利上げは6会合連続。メキシコは国内総生産(GDP)が2四半期連続で縮小するなど経済が低迷しており、さらなる利上げは新型コロナウイルスからの回復の足かせになりかねない。
ロドリゲス新総裁を含む4人が0.5%の利上げに賛成した。1人は0.25%の利上げ提案であった。一部で大統領よりの緩和政策をとると危惧された新総裁だったが、引き締め路線は変わらなかった。
中銀は声明の中で、インフレ圧力は予想以上に大きく、長期化していると指摘した。
今後数カ月間、インフレ率は目標値を大きく上回るとみられる。新総裁の下で理事会はタカ派的な姿勢を維持し、FRBも利上げを開始する予定であることから、引き締めサイクルがさらに続くだろう。中銀は今後数カ月間にさらに0.5%引き上げを3回実施し、政策金利を7.5%に引き上げるとの予測がある。

(1月消費物価)
1月消費者物価(CPI)は、変動の大きいエネルギーと食品を除くコアCPIの前年比上昇率が6.21%と、2001年9月以来20年4カ月ぶりの高い伸びになった。総合ベースのCPI前年比上昇率は7.07%で、昨年12月の7.36%から鈍化。

(1.5%から5.0%までの成長見通し)
メキシコのクロティエ経済相は、今年の経済成長率は2.5%程度にとどまる公算が大きいと述べた。新型コロナウイルスのオミクロン株による影響が要因。
メキシコ経済は2021年4Qに2四半期連続でマイナス成長となり、テクニカルリセッションの曲面に入った。ただ、21年通年では5.0%のプラス成長となった。20年は1930年代の大恐慌以来最大の落ち込みとなる8.5%のマイナス成長だった。
クロティエ経済相は、財務省は今年の経済成長率を4%前後と予想しているが、オミクロン株感染の波で押し下げられたと指摘。「現在は2.5-2.6%の成長にとどまる可能性があるとみている」と語った。
一方ロペスオブラドール大統領は今月、22年成長率を5%と予想している。IMFは2.8%、経済相は2.5%、BOAが1.5%と2022年の成長を見込んでいる。 

(メキシコ、日本でサステナビリティー債発行を検討) 
メキシコのヨリオ財務次官は、日本でサステナビリティー債の年内発行を検討していると明らかにした。メキシコは2020年に初めて欧州でサステナビリティー債を発行したとし、次は「サムライ市場」で同じことをしたいと述べた。

テクニカル分析

一時ボリバン3σ上限=5.69へ、ただ上ヒゲ長い

日足、ボリバン2σ下限から反発、ボリバン上限へ。一時3σ上限の5.69に到達。ただ2月10日は上ヒゲ長い。2月7日-8日の上昇ラインがサポート。1月5日-2月10日のラインがダブルトップの上値抵抗。5日線上向き。
週足、1月17日週-24日週の下降ラインを上抜く。1月24日週-31日週の上昇ラインがサポート。1月3日週-2月7日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、雲に再び突入。ボリバン中位から反発。11月-12月の上昇ラインがサポート。20年2月-22年1月の下降ラインが上値抵抗。12月-1月の上昇ラインを下抜く。
年足、2021年は陽転。20年-21年の下降ラインが上値抵抗だが上抜く。20年-21年の上昇ラインがサポート。年初から僅かだが陽転。

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VAMOS MEXICO

リチウム国営企業創設を表明

ロペスオブラドール大統領は、国営のリチウム企業を立ち上げる方針を明らかにした。国内資源を政府主導で開発し、国民のために役立てるとしている。「リチウムは、本来は政府のものでも国家のものでもない。国民のものだ」と主張した。
ロペスオブラドール氏は昨年に電力部門の抜本的改革も提案。基幹産業の石油部門で既にこうした方針を強化している。メキシコはリチウムの商業生産はしていないが、国内の粘土質の土壌には豊富なリチウムが埋蔵されている可能性があるとされている。
ただ、こうした計画はメキシコの鉱業部門への投資意欲を冷え込ませかねないとの批判もある。鉱業部門は昨年の輸出収入が180億ドル強で、工業総生産の約8%を担っている。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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