南アランド/円(4時間足)
※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照
直近1週間のポイント
・南アでオミクロンが下火に
・米雇用統計受けてドル安ランド高に
・FRB議長の発言で株価が反発
足元の南アランド/円は1カ月半ぶり高値へ上昇
昨年11月に南アフリカで発生した新型コロナ変異株「オミクロン」の感染拡大が下火になった事がランドの支援材料になっているようです。
ドイツは南アフリカへの渡航禁止措置を解除した事が伝わっています。
7日の米12月雇用統計後にドル安・ランド高に振れるとランド/円は7.444円前後まで上昇して、昨年11月16日以来の高値を付けています。
10日には7.3円台へ下落する場面もありましたが、11日にはパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を受けて株価が反発する中、7.4円台を回復しました。
注目ポイントは南ア12月CPI
19日に南ア12月消費者物価指数(CPI)が発表されます。
11月CPIは2017年3月以来の高水準となる前年比+5.5%に伸びが加速。
南ア中銀のインフレ目標(3~6%)の上限に接近しました。
12月も、高止まりもしくは加速するようなら、1月27日の南ア中銀金融政策決定会合での追加利上げ観測を強めることになるでしょう。
そのほか、基軸通貨であるドルの動きもランド相場にとって重要なポイントです。
米国の利上げ期待が高まる中、ドル高が進めば新興国通貨には逆風となります。
12日の米12月CPIや14日の米12月小売売上高を受けたドル/ランド相場の動きにも注目です。
来週までの南アランド/円の見通し
予想レンジ
7.250~7.600円
基調
底堅い
来週までの注目ポイント
☆1/19 南ア12月消費者物価指数
・米利上げ期待とドルの動向
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