トルコリラのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。
目次
今日のトルコリラ トレードシナリオ
ここまでの相場
・エルドアン大統領が「低金利がインフレを抑える」と世界の主流経済理論と真逆の理論を主張。
・9/23 トルコ中銀 1.00%利下げを実施し18.00%へ
・10/14 エルドアン大統領が中銀副総裁など3名を解任。
・10/21 トルコ中銀 2.00%利下げ 16.00%へ
・11/18 トルコ中銀 1.00%利下げ 15.00%へ
中銀は次回での利下げ打ち止めを示唆。
・12/1 トルコ中銀 7年振りの為替介入実施。
・12/3 11月消費者物価指数(前年比)が21.31%に。
・12/16 トルコ中銀 1.00%利下げを実施し14.00%へ
政府は最低賃金を50%引き上げる。
・12/17 トルコ中銀 今月5回目のリラ買い介入。
・10/12に米ドル/トルコリラが史上初の1米ドル=9.00リラを突破。ほぼ毎日のように史上最安値を記録。12/8~20の間は日本時間14:00(現地時間午前8時)過ぎになると、トルコリラ売りが入る。
・12/20 リラ建ての預金を外貨換算の価値で保証する預金保護策を実施へ。
更に「イスラムの教えに基づく」と利下げ継続示唆。 ⇐いまココ
年末年始のメインシナリオ
エルドアンの奇策、市場参加者には良い調整材料
クリスマス休暇が明けてValueDateが来年に飛ぶ29、30日辺り(通貨によってValueが違う)から再びリラ売り圧力をかけてくることが予想される。9月以降のトルコのバタバタを簡単に羅列してみた。世界的にインフレ圧力が強まる中、エルドアン大統領のトンデモ理論が炸裂!以降、政策金利は19.00%→14.00%と大統領の希望通り5.00%も引き下げるも、インフレ率は9月以降 前月比で1.25%→2.39%→3.51%と大統領の期待外に上昇。12/20に預金保護策を発表したことでリラ安に一旦は歯止めをかけることに成功したものの、欧米勢からするとクリスマス休暇前に傾けたリラ売りポジションを調整するナイス材料だったように思える。トルコリラ/円は21日に一旦割れるも跳ね返された1リラ=8.00円、米ドル/トルコリラは同時間帯につけた1ドル=14.00リラが目先の目途となる。そこからは、トルコ中銀や政府の反応を見ながら徐々にリラ売り圧力を強めるのではないか。
個別の想定シナリオ
■クリスマス休暇明けにリラ売り再開
⇒トルコ政府やトルコ中銀の動きを警戒しつつ市場は徐々に攻めはじめる
⇒トルコリラ/円も徐々に下値試し
⇒トルコリラ/円下値目途は21日に一旦割れるも跳ね返された8.00円
Twitter緊急アンケート
Twitterで緊急アンケートを実施した。集計開始から約10分で100票が集まった時点での途中経過だ。
一般投資家の方々も、リラ売り再開予想が優勢となっている。
(投票頂いた皆様、ありがとうございました)
(12月24日15時まで投票受付中ですので、まだの方は是非!投票はコチラから)
【緊急アンケート!】
— 中村勉(外為どっとコム総研) (@gaitamesk_naka) 2021年12月23日
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チャート分析
注目材料
クリスマス休暇明けの欧米勢の動き
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