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FX「米墨加首脳会談、格付け据え置き、若干弱い」メキシコペソ見通し

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総括

FX「米墨加首脳会談、格付け据え置き、若干弱い」メキシコペソ見通し

(通貨8位、株価4位)

予想レンジ 5.2-5.7

 (ポイント) 
*18日にUSMCA首脳会議がある  メキシコの電力国有化を批判されるか
*フィッチは格付けを据え置いた
*フィッチの成長率見通しはそれぞれ5.9%と2.8%。
*自動車産業はパンデミックと半導体不足で不調
*来週は小売売上、経常収支、貿易収支の発表がある
*政策金利は0.25%引き上げて5.0%。4会合連続
*10月インフレは6.24%。目標は3%
*中銀は3Qの景気は減速したが、4Qは持ち直すとした
*中銀はインフレ見通しを上方修正した
*中銀は年間成長率6.2%見通しは変えず
*9月郷里送金、7カ月連続で40億ドルを上回った
*株価は好調
*年初来高値更新後、反落。対円で5.666がダブルトップ
*資源関連産業を政府が独占 大統領が法案提出
*外需は強いが内需は弱い
*2021年春以降、米国からの旅行者が激増している

(USMCA首脳会談)
バイデン大統領が18日からカナダのトルドー首相とメキシコのロペス・オブラドール大統領をホワイトハウスに招き、首脳会議を開催する。米・加・メキシコ3カ国による首脳会議は2016年以来約5年ぶり。首脳会議では新型コロナウイルスや北米サプライチェーンの競争力強化、成長や移民問題が焦点となる。メキシコのCFEなどエネルギー産業の国有化が批判されるだろう。トランプ大統領時代は疎遠になっていたUSMCA。

(格付け据え置き)
フィッチは11月17日、メキシコの長期外貨建ておよび自国通貨建ての発行体格付けを「BBBマイナス」に、格付け見通しを「安定的」にそれぞれ据え置いた。
ただフィッチはメキシコに関する幾つかの懸念材料も提示。ロペスオブラドール大統領が率いる現政権の下で「規制面の質」が悪化を続けており、強権的な規制発動への不信感が投資環境や企業投資に打撃になり続けていると指摘した。
ロペスオブラドール氏が提唱する電力改革が議会で承認された場合、このセクターへの投資が必要規模を下回る恐れがあるとも警告した。

(フィッチの成長率見通しは)
フィッチが公表したメキシコの今年と来年の成長率見通しはそれぞれ5.9%と2.8%。米国のモノ需要を背景に半導体など各分野で投入面の需給が不均衡化している影響で、特にメキシコの自動車セクターなどの生産回復が遅れているという。供給ショックが想定より長引けばメキシコ中央銀行の政策運営にも制約を与え、来年中に追加利上げに追い込まれる公算が大きくなるとみている。
フィッチによると投入製品の不足は来年前半いっぱい継続する見込みで、自動車セクターの足を引っ張り、国内総生産(GDP)を1ポイント押し下げる可能性がある。

(自動車産業不調、パンデミックと半導体不足で)
メキシコの自動車産業には、かつて数十億ドルの投資と急激な雇用を引き寄せる磁力があったが、ここへ来て月間の自動車生産・販売台数が10年ぶりの低水準に低迷している。業界が新型コロナウイルスのパンデミックと半導体不足に見舞われているからだ。
 全世界に影響が及んでいる半導体不足は、特に北米に大きな打撃を与えており、メキシコは国内総生産(GDP)の3%以上を自動車産業に依存しているため極めて大きな影響を受けている。8日に発表された統計では、中南米第2位の経済規模を誇るメキシコの10月の自動車生産が同月としては2011年以来最も少なくなった。

(今後の焦点)
 来週23日には9月小売売上、24日には11月半ばのインフレ、3Q・GDP確定値、9月経済活動指数、3Q経常収支、10Gつ貿易収支の発表がある。

テクニカル分析

引き続きボリバン中位上抜けず

日足、年初来高値5.666のダブルトップから下落し一時雲の下へ。反発もボリバン中位上抜けずじり安。11月3日-18日の上昇ラインがサポート。11月17日-18日の下降ラインが上値抵抗。5日線が20日線を下抜く。5日線、20日線下向き。ボリバン下位。雲近い。
 週足、10月18日週、25日週と上ヒゲが長く下押す。10月4日週-11月1日週の上昇ラインがサポート。11月8日週-15日週の下降ラインが上値抵抗。5.666がダブルトップ。
 月足、雲下限で抵抗される。雲下での推移が長い(2016年1月以来)。ボリバン中位は上に抜ける。10月は4か月ぶり陽線。21年3月-10月の上昇ラインがサポート。20年2月-21年10月の下降ラインが上値抵抗。
 年足、陽転。15年-20年の下降ラインを上抜く。

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VAMOS MEXICO

南米政局混沌

メキシコまで影響があるとは思えないが、念のため。
*チリ=チリ上院は、鉱山会社の売却を巡る不正疑惑が浮上したピニェラ大統領の弾劾を否決した。下院では先週、弾劾手続きが承認されていた。チリでは大統領選が21日に実施される。ピニェラ大統領は立候補していない。

*アルゼンチン=議会中間選挙が行われ、中道左派のフェルナンデス大統領の与党、正義党(ペロン党)が大敗した。同党は上院で約40年ぶりに過半数を失うことが確実となった。

*ブラジル=議会上院はボルソナロ氏のコロナ対応に重大な過失があったとして「人道に対する罪」などで訴追を勧告する報告書を作成。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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