2021年11月10日
【ドル/円】:上値の重い展開続く。一段の下落リスクに注意。
ドル/円は小陰線が4手連続しており、上値を切り下げています。個々の足は下げエネルギーの強いものではありませんが、直近の日足が113.00-10の日足の抵抗を若干下抜けて終えており、一段の下落リスクが点灯中です。112.50割れを見た場合は下値余地がもう一段拡がり易くなり、112.20-30以下の下値抵抗をトライする動きが強まります。 一方上値は、日足の上値抵抗が113.70-80にありますが、これを上抜けて終えれば下値リスクが若干後退します。この場合でも114.30-40の抵抗しっかり上抜けて終えない限り、上値余地も拡がり難い状態です。 買いは112.50-60で軽く買って112.30で浅めに撤退するか、112.20-30の押し目待ち。この場合の損切りは111.80で撤退です。売りは113.10-20の戻りを軽く売って113.50で浅めに撤退するか、113.70-80の戻り待ちとします。この場合の損切りは114.20で撤退です。 日足の上値抵抗は113.30-40,113.70-80,114.30-40に、下値抵抗は112.50-60,112.20-30,111.90-00にあります。
【ユーロ/円】:下落余地がさらに拡がる可能性に注意。
ユーロ/円は小陰線で終え上値を切り下げる流れを変えていません。下げエネルギーの強いものではありませんが、131.00-10の抵抗を守り切れずに終えており、一段の下落リスクに注意が必要です。買いは様子見か、129.80-90の押し目があれば軽く試し買い程度に。129.40で撤退です。売りは131.20-30で戻り売り。損切りは131.80で撤退です。上値抵抗は131.20-30,131.70-80,132.00-10に、下値抵抗は130.50-60,129.80~130.00にあります。132.60超えで終えれば下値リスクが軽減されます。
【ユーロ/ドル】:上値余地が限られる可能性。
ユーロ/ドルは小幅続伸となりましたが、1.16台乗せに失敗しており、上昇余力に欠けるものです。トレンドが弱いので、買いは様子見か1.1520-30まで引きつけて。損切りは1.1480で撤退です。売りは1.1610-20で戻り売り。損切りは1.1660で撤退です。上値抵抗は1.1610-20,1.1650-60に、下値抵抗は1.1550-60、1.1520-30,1.1480-90にあります。1.17台を回復して終えれば下値リスクがやや後退、1.1750-60の抵抗をクリアした場合は短期トレンドが変化します。
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