読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

FX「エネルギーが落ち着かないと…」週刊為替レポート ハロンズ ユーロ 2021年10月9日

f:id:guh202109:20210908154742p:plain

エネルギーが落ち着かないと…

今週の振り返り

欧州では世界的なエネルギー価格の高騰や、それを起因としたインフレ懸念がユーロ売りを誘ったほか、ドイツの製造業受注や鉱工業生産の予想を下回る結果、 米国の11月テーパリング開始・利上げ開始時期の前倒しへの思惑から対米ドルでのユーロは下値を探る展開となりました。一方で対円では、米長期金利利回りの上昇から米ドル円が上昇した動きにもありユーロ円は底堅い動きとなりました。

注目はドイツ

ドイツでは12日にZEW景況感調査、13日に消費者物価指数が予定されています。前者では今週の同国製造業受注や鉱工業生産の予想以上の下振れや高騰するエネルギー価格、しかもこれから冬にかけて暖房用などにさらにエネルギーが必要となるため、弱い結果となることが予想されています。また、後者は確報値のため速報値から大幅なブレがない限りは材料視されないとみています。

エネルギー価格

中国での電力不足の影響で中国が石炭や天然ガスを買い漁り、その影響からインドなどでも電力不足に陥るなど、エネルギー価格の上昇が他の製品価格の上昇を即すなど、負のインフレ懸念が強まっています。欧州ではドイツの9月のインフレ率が前年比で4.1%(速報値)、ユーロ圏でも同3.4%上昇しており、欧州中央銀行(ECB)が目標としている2%を大きく上回った状態です。これにエネルギー価格の更なる上昇が加わることで更なるインフレ率の加速を市場は懸念しており、これに歯止めをかけられるのは、エネルギーの安定供給による価格の落ち着き、ECBによる金融政策変更による引き締めとなります。後者の金融政策変更に関しては実行から影響が出るまでに時間がかかることから、即効性があるものは前者となります。すでにロシアのプーチン大統領が「世界のエネルギー市場の安定を支援する用意がある」と表明しました。ただ、相手はロシアなので政治判断も絡んでくるのが今後に向けた懸念材料です。またOPECプラスによる原油の増産幅の拡大がこれに続けばよかったのですが、今後の原油需要と価格が弱まるとの懸念からOPECプラスは4日に増産幅の拡大を見送ったばかりです。となると、エネルギー不足によるインフレ加速懸念は簡単に落ち着きそうもなく、当面ユーロの頭を押さえる材料となりそうです。

テクニカル的にも

ユーロドルは節目となる1.1500を手前にもみ合い状態が続いています。この水準には昨年3月9日高値の1.1493も控えているため、ここを下抜けるとユーロ売りが加速しそうです。基本的な売りスタンスは変わりませんが、日足一目均衡表・転換線を目途に戻り売りを狙うのもありでしょう。

予想レンジ:
EUR/JPY:127.50-130.50、EUR/USD:1.1350-1.1650

f:id:guh202109:20211001065157p:plain

10/11 週のイベント:

10/12 (火) 18:00 ドイツ 10月ZEW景況感調査
10/12 (火) 18:00 ユーロ圏 10月ZEW景況感調査
10/13 (水) 15:00 ドイツ 9月消費者物価指数(CPI、改定値)(前月比)
10/13 (水) 18:00 ユーロ圏 8月鉱工業生産(前月比)
10/15 (金) 15:45 フランス 9月消費者物価指数(CPI、改定値)(前月比)
10/15 (金) 18:00 ユーロ圏 8月貿易収支(季調済)


(執筆:中村 勉)

●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。