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中国激動も今年の人民元投資はここまで良好

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総括

中国激動も今年の人民元投資はここまで良好

(通貨3位 株価13位)

予想レンジ 人民元/円 16.8-17.3

(ポイント)
*7か月ぶりに米中首脳電話会談が開催された
*経済指標は貿易収支以外は減速が続く
*今年の人民元スワップ投資、約8%の利益
*中国恒大集団の債務問題を巡る懸念が広がっている
*福建省などでコロナ感染が拡大している
*金融緩和期待を中銀が打ち消す
*製造業PMIは8月で5か月連続の低下
*ドル元相場は極めて安定している
*国内の規制、統制強化が目立つが、対外経済開放や米中関係改善の動きもあり
*ハイテク産業、民間教育産業、フードデリバリー産業に対する締め付け強化
*一方、育児産業は優遇
*対米関係は悪化しているが貿易量は増加

(7か月ぶりに米中首脳電話協議)
 バイデン米大統領と中国の習近平国家主席は9月10日、電話協議した。両首脳は競争関係が衝突に転じないようにする両国の責任を話し合った。習氏は米国の対中政策が両国の関係をひどく損ねていると批判した。
バイデン氏はインド太平洋地域と世界の平和と安定、繁栄について米国の国益の重要性を強調した。両国の国益が一致する分野とそうではない分野について幅広く、戦略的な議論をした。

中国外務省によると、習氏は「米国の取った対中政策が中米関係を深刻に悪化させている。これは両国の利益に合致しない」と語った。経済や軍事、技術など幅広い面で中国に圧力をかける米国の対中政策を修正するように求めた。
そのうえで「お互いの食い違いを適切に管理する基礎の上で、両国の関係部門は引き続き対話できる」と話し、協議の継続に期待を示した。
 米中首脳の電話協議は2021年2月以来7カ月ぶりでバイデン政権では2回目。米国は10月にイタリアである20カ国・地域(G20)首脳会議の機会をとらえた対面式の首脳会談の可能性を探る。中国外務省によると、バイデン氏から電話したという。

(景気減速は続く)
景気減速が続く中、8月貿易収支は黒字も輸出入も増加して明るさが出てきたかと思ったが、その後出てくる指標は再び減速した。

*8月貿易収支=583.4億ドルの黒字。7月は565.8億ドルの黒字
 輸出が前年同月比25.6%増と、伸び率は前月の19.3%から加速し、予想の17.1%も上回った。輸入は33.1%増加。7月の28.1%から伸びが加速し、予想の26.8%増を上回った。


*8月鉱工業生産=前年比5.3%増と2020年7月以来の低い伸びとなった。予想は5.8%増、7月は6.4%増だった。
*8月小売売上高=前年比2.5%増で、2020年8月以来の低い伸びとなった。予想は7.0%増、7月は8.5%増だった。
*1-8月固定資産投資=前年比8.9%増、予想は9.0%増、1-7月は10.3%増だった。
*7月国内自動車販売台数=前年比17.8%減。予想は10%減、7月は11.9%減
*8月主要70都市の新築住宅平均価格は前月比0.2%上昇と、伸び率は前月の0.3%から鈍化し、8カ月ぶりの低水準となった。不動産市場の過熱抑制策が需要に影響を与えた。
前年比では4.2%上昇。7月の4.6%上昇から鈍化した。

(今年の人民元スワップ投資)
年初来では対円17.0で引き直すと年初相場が15.88で変動益は7.05%、スワップ金利は年率で1.29%で合計で8.34%(レバ1倍)である。まずまずの成績だ。

(中国恒大集団、今年の利払い予定6.31億ドル)
中国の不動産開発大手、中国恒大集団の債務問題を巡る懸念が広がっている。フィッチ・は、中国恒大がデフォルトとなった場合、多くのセクターで信用リスクが高まるとの見方を示した。12月28日までにオフショア債で総額6億3110万ドルの利払いが予定されている。目先の大規模利払い日は9月23日で、オンショア債で2億3200万元、オフショア債で8353万ドルの利払いが予定されている。

S&Pは中国恒大集団を中国恒大集団と複数の子会社の格付けを「CC」に引き下げた。恒大集団は、販売の大幅な落ち込みが発表され、現金収支が悪化し、返済で引き続き不動産を利用していることで明らかなように、流動性と資金調達能力が大幅に悪化しているとした。

私もこれまで多くの政府や民間企業のデフォルトを体験してきたが、恒大集団は民間企業なので中国政府が積極的に支援に回ることはないだろう。
 ただ中国政府は財務状況を調査するため、会計士や法律事務所などの混成チームを組成するもようだ。同社の再編への地ならしとなる可能性がある。

テクニカル分析(人民元/円)

17.10に近づくと上ヒゲで押される

日足、17.10に近づくと上ヒゲで押される。9月14日-15日の下降ラインが上値抵抗。8月17日-9月15日の上昇ラインがサポート。5日線下向き。雲中。ボリバン中位下回る。
 週足、8月9日週-16日週の下降ラインを上抜く。8月16日週-23日週の上昇ラインがサポート。6月28日週-9月6日週の下降ラインが上値抵抗。ボリバン中位。
 月足、ボリバン上位で膠着。7月-8月の上昇ラインがサポート。7月-8月の下降ラインを上抜く。 5月-7月の下降ラインが上値抵抗。
年足、11年-20年の上昇ラインがサポート。18年-19年の下降ライン上抜く。 16年-18年の下降ラインも上抜く。

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チーファンラマ

中国福建省、コロナ新規感染が2倍以上に増加

中華街で初めて話す人に出身地を聞くと圧倒的に福建省の方が多い。その福建省で、新型コロナウイルスの新規国内感染例が2倍以上に増加した。国家衛生健康委員会によると、全国の新規国内感染者数は59人(9月13日分)で、前日の22人から増加。全員が福建省で確認された。福建省ではこの4日間で、合計102人の市中感染が報告された。
感染はその後、アモイ市にも拡大。同市で9月13日に確認された新規市中感染者は32人と、前日の1人から大きく増えた。


情報提供元:FX湘南投資グループ
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