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カブールテロ、パウエル議長講演前に下落。株と為替需給はしっかり

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総括

カブールテロ、パウエル議長講演前に下落。株と為替需給はしっかり

(通貨5位、株価2位)

予想レンジ 5.1-5.6

 (ポイント) 
*経済指標は弱含むものも出てきている
*貿易、経常収支は改善している
*経済は米国依存が大きいだけに米国景気動向もカギを握る
*コロナ感染者は拡大中
*原油価格は、7月の76ドルから61ドル台まで下落したが現在は67ドル台まで戻す
*メキシコ株価指数は堅調で年初来18.66%高(8月26日)
*政策金利は3-2で引き上げられた。0.25%の引き上げで4.5%へ
*インフレは5.58%で目標の3%を上回る
*年末インフレ見通しも引き上げ
*秋にバイデン米大統領をメキシコへ招待する予定
*6月海外からの送金額、前年比25%増
*ペメックス格下げ
*外需は強いが内需は弱い
*2021年春以降、米国からの旅行者が激増している

(世界的なリスク回避、夏の円高需給で弱いが、ボリバン下限から小反発 )
8月は12通貨中9位とやや弱い。年間では5位とまずまずだが、対円では今年のピークの8%高から3.8%高に縮小(先週末)。夏の円高需給に加え、8月は世界的なリスク回避(カブールでのテロ、中国規制ショック、中国景気減速、テーパリング、原油価格下落、デルタ株感染拡大、トヨタなど世界の自動車産業の生産削減)の流れでペソも売られることとなった。また今週のジャクソンホールでのパウエルFRB議長ハト派発言期待もある。

 (米国依存経済、米国次第)
メキシコ経済は輸出の80%、輸入の45%を米国が占めている米国依存経済だ。20年4月の最悪のコロナ禍から1年以上、強い米国の回復でメキシコ経済、ペソも強くなってきたが、米国がテーパリング示唆した頃から米国経済指標も良いものも悪いものもあるマチマチの状態となっている。また米国のコロナ感染拡大も不安だ。

(最近の経済指標、本日は貿易収支)
小売売上、雇用が悪化、経常収支は黒字へ戻る。
本日は7月貿易収支の発表、予想は15億ドルの黒字。
・6月小売売上 前期比0.6%減、5月06%増
・8月半ばインフレ5.58% 前回5.75%
・2QGDP確定値 前期比1.5%増、1Q0.8%増
・6月経済活動指数09%減、5月0.5%増
・2Q経常収支62.86億ドルの黒字、1Qは51.35億ドルの赤字
・7月失業率4.4%、6月4%

(感染拡大中)
 米国と同じく感染者が増加している。

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(メキシコへの直接投資増加傾向)
メキシコ政府によると、21年4~6月のメキシコへの外国企業による直接投資(FDI)は59億ドルとなった。前年同期比18%減だが、1~3月期の減少幅(25%)からは縮んでる。
 中銀が民間の予測をまとめたところ、21年通年のFDIは277億ドルと見込まれている。7月発表の予測(274億ドル)から上方修正されており、通年では20年実績(276億ドル)を上回る可能性も出てきている。
 メキシコの通商政策を巡っては、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)が20年7月に発効した。トランプ前米政権下での通商交渉では、協定破棄の可能性も取り沙汰されていただけに、実際に発効したことで外国企業は安堵しており、投資決定に動きやすい。

テクニカル分析

8月24日-25日の上昇ラインを下抜いて下落

 日足、ボリバン3σ下限で下げどまった。今週は反発していいたが8月26日に24日-25日の上昇ラインを下抜いて下落。8月19日-26日の下降ラインが上値抵抗。8月23日-24日、20日-23日の上昇ラインがサポート。5日線、20日線下向き。雲下。ボリバン2σ下限は5.38、3σ下限は5.335。
 週足、ボリバン2σ上限近くから下落し、ボリバン2σ下限へ。6月21日週-8月16日週の上昇ラインがサポート。8月9日週-16日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、雲下での推移が長い(2016年1月以来)。ボリバン中位は上に抜ける。20年2月-21年7月の下降ラインが上値抵抗。21年3月-6月の上昇ラインを下抜いている。20年11月-21年3月の上昇ラインがサポート。
年足、陽転。15年-20年の下降ラインを上抜く。

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VAMOS MEXICO

米、加メキシコとの陸路入国制限を9月21日まで延長

米国土安全保障省は20日、新型コロナウイルス感染拡大に伴って導入したカナダ、メキシコとの不要不急の陸路入国制限を9月21日までの延長することを決めた。
国土安全保障省は「公衆衛生および医療の専門家と連携し、正常な旅行を再開する安全で持続的な対策を決めるために米国全土や国外のパートナーと緊密な協力を続けている」とコメントした。
米国はカナダ、メキシコとの間で2020年3月から陸路入国を制限しており、この措置は1カ月ごとに延長されている。ロイターは今週、延長される見通しと報じていた。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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