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投資が怖い理由とは?「ゼロから始めるFX入門 最終回」~こんなにたくさんあるFXの魅力~

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画像=PIXTA
FXの経験がない人たちの中には、「国際情勢に詳しく、世界経済を読み解いて、各国の通貨がどのように変化するのかを予想できないとFXはできない」と思っている人もいるかもしれません。
しかし、FXを他の金融商品と比較してみると、実は投資未経験者でも参入しやすく、十分にリターンが期待できる投資であることが分かります。
最終回となる今回は、これまでにご紹介してきたFXの特徴を振り返りながら、5つのポイントからFXの魅力を解説してみましょう。

1)いつでも、どこでも、だれにでも公平なFX

FXは外国為替市場で売買されていると説明されます。
ところが、株式を売買する東京証券取引所(東証)のような実際の取引所が、外国為替市場には存在しません。
株式を売買する東京証券取引所は、平日午前9時から午前11時30分、午後12時30分から午後3時までと、取引時間帯が明確に決まっています。

一方でFXは土日や祝日を除いて24時間、世界中のどこかで取引されているため、ネットワークにアクセス可能な環境にあれば、いつでも、どこでも、FX取引が可能です。

株式投資では、国内で上場している企業の銘柄は約3700社です。
これに海外株まで含めると、投資対象は数えきれないほどになります。
一方、FXでは各社の取り扱う通貨ペア数に違いはあるものの、少ない会社では約10通貨ペア、多い会社でも約60通貨ペアです。
株式などと比較すると、分析・研究しなければならない投資対象がかなり少ないので、初心者でも選びやすいのではないでしょうか。

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株式投資では、しばしば情報の非対称性が問題点として指摘されます。
企業関係者しか知りえない情報を悪用して、ときには新聞やテレビなどで報道されるインサイダー取引のような不正行為が行われることもあります。
株式は情報をめぐり有利不利が出る可能性がある金融商品といえるでしょう。

それに対して、FXは国際情勢や世界経済の動向、各国の政治・経済・社会状況などを材料に売買されています。
参照される情報はその量も範囲も桁違いであり、市場参加者はプロも初心者も同じ情報をもとに取引しています。
もちろん、特定の秘匿情報を利用したインサイダー取引などは極めて困難です。
当然ながら情報の非対称性もなく、FXは比較的「いつでも、どこでも、だれにでも公平な金融商品」といえます。

2)レバレッジで大きなリターンの可能性

FXの最大の魅力は「レバレッジ」でしょう。
レバレッジとは「テコの原理」のようなもので、元手より大飢饉額の取引を可能にする仕組みのことを言います。
株の信用取引や商品の先物取引などもレバレッジを効かせた投資が可能ですが、最大で約3.3倍です。
一方でFXは個人なら最大25倍のレバレッジが利用できます。

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※元手より多い金額を取引可能であることを示しています。
ただし、大きなリターンを求めてレバレッジを高くすれば、その分だけリスクも高くなります。
FXがハイリスク・ハイリターンの金融商品と言われているのはそのためです。
初心者が十分な投資経験を積む前に、いきなり高レバレッジで運用してしまうと、大きな痛手を被る可能性も高くなりますので、十分な注意とリスク管理が必要です。

3)少額投資が可能

どんな投資でも、始めるときに一定の資金が必要になります。
株式投資では、日本株の場合、原則100株単位(単元株)の購入が必要になります。
業績が良く、評価の高い大型株などは、数十万〜数百万円の資金が必要になります。
また、不動産投資では、物件を購入するのに、都内なら中古でも最低数百万円、マンション1棟ともなれば、億円単位で資金が必要になります。

一方、FXでは取引する通貨の数量とレバレッジによっては数千円程度※1から投資が可能です。
FX取引でも株式投資の単元株のように、取引できる最小の「通貨単位」が設定されています。
さらに日本国内のFX会社では「1万通貨」から売買できるように設定しているところと、「1,000通貨」で売買できるように設定しているところのふたつに別れることが多いです。

例えば、米ドルの1通貨単位は1ドル、なので、1,000通貨を最小単位にしているFX会社では、米ドル/円の通貨ペアを売買する場合、1,000ドルからの取引となります。
この取引可能な最小単位のことを「1 Lot」と呼びます。

為替レートが1ドル=100円の場合、1,000ドル=10万円となり、この式でいくと10万円が最小取引額という計算になります。
数千円からはほど遠いですが、ここで先ほど紹介した「レバレッジ」が大きな役割を果たします。
個人であれば、FX会社の口座に預け入れた資金(保証金)の最大25倍の取引が可能となるため、25倍のレバレッジを利用すると、最小単位の1Lotは10万円÷25=4,000円となります。
もちろん資金に余裕は欲しいところですが、理論上は数千円での取引が可能ということです。
これはさまざまな金融商品と比較しても、必要資金としてはかなり少額であると言えます。

4)安い取引コスト

株式投資や投資信託では、取引手数料が発生します。
株価が上昇して値上がり益がある場合でも、売買手数料で、その利益が相殺されてしまうケースも珍しくありません。
その他、不動産投資や金などの先物取引も手数料が発生するため、少しの値上がり幅では利益を獲得することは困難です。

ところが、FXは取引手数料が無料であり、売買する際の買い値と売り値の差額である「スプレッド」が実質的な手数料となります。
スプレッドは通貨ペアによって異なりますが、数銭〜数十銭です。

FXとよく比較される銀行の外貨預金はFXとの共通点が多いのですが、両者は取引コストに大きな違いがあります。

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(大手都銀の外貨預金との比較)
※2

取引コストはFXでは往復0.4銭程度、外貨預金は往復2円程度となっていますが、このようにFXは非常に取引コストが小さい金融商品であることがわかります。

5)上昇・下降相場、どちらでも利益獲得のチャンスがあります。


基本的に株式、不動産などを購入すると、それらの価値が上昇したときにリターン(利益)が得られます。
反対に経済危機や景気停滞などで株価や不動産価格が下がると損失が生じます。

他方で、FX取引は通貨ペアの価値変動によって利益を生み出す投資です。
経済危機や景気停滞を背景にある国の通貨の価値が下がったとしても、ペアであるもう片方の通貨の価値は相対的に上がります。
この場合はある国の通貨を売り、もう片方の通貨を買えば(通貨ペアを売れば)利益が出ます。
つまり、通貨ペアの「売り」と「買い」の両方で利益を獲得することが可能なのです。
このことからも分かるようにFXにおいて大切なのは、現在の相場が上昇局面にあるのか、それとも下降局面にあるのか、価格変動の傾向を見極めることにあります。
そのため、トレーダーは収集した情報やデータを、さまざまな手法を用いて分析します。

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今回はFX取引の魅力について5つのポイントから解説してみました。
為替市場は平日なら基本的に24時間いつでも開いています。
仕事や家事が忙しい人でも、通勤時間やお昼休みを有効活用し、退勤後や家事の合間に、ちょっとした時間があれば、FXでの取引は可能です。

インターネットを通じて売買が可能であるため、通信さえできれば場所も選びません。
さらに株式や不動産ほどに多額の資金も必要とせず、市場参加のハードルはかなり低いのではないでしょうか。
すべての人に等しく成功のチャンスがあるFX。
将来に備えるための資産運用の手段として魅力的な金融商品のひとつといえそうです。



Pickup編集部 

media.gaitame.com

FX投資が初めての方へ!FXの魅力や特徴(初心者編)はこちら

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※1 米ドル/円 の場合4,500 円(2021年08月16日時点)
※2 「FX」の取引可能時間は土日・メンテナンス時間を除きます。