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政治は米中対立、為替は米中蜜月(ここ5年)

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総括

政治は米中対立、為替は米中蜜月(ここ5年)

(通貨3位 株価14位)

予想レンジ 人民元/円 16.8-17.3

(ポイント)
*7月貿易統計では輸出入ともに伸び悩んだ
*7月CPIは前年比1%上昇、目標は3%
*景気減速で年内利下げ予想も出てきている
*政治では米中対立だが、ドル元相場は固定相場のように小動きだ
*景気減速で景気対策実施の可能性もあり
*7月の製造業PMIは4か月連続悪化
*7月財新サービス部門PMIは改善
*日本と比べるとコロナ感染者は少ない
*ハイテク産業、民間教育産業、フードデリバリー産業に対する締め付け強化
*一方、育児産業は優遇
*米中の制裁合戦は続く
*2QGDP、6月小売売上、鉱工業生産はまずまず
*米中首脳「遠からず」会談 秋か
*対米関係は悪化しているが貿易量は増加
*21年は8.4%の成長見通し

(景気減速と規制強化で株価は低迷、人民元はドル高で安定)
8月の人民元(8月11日終値)は対円で0.47%高、対ドルで0.22%安と安定している。ドルが8月は12通貨中で3位と強含んだのでドルの構成比が高いバスケット通貨制の人民元もやや強含んだ。ただ株価は不安な動きだ。年間でも1.71%高で多くの市場が10%高となっているのと比べればパフォーマンスは悪い。ハイテク、不動産、学習塾産業に対する一連の規制が往々にして唐突に導入され、投資家の間に懸念が広がっている。7月の製造業・非製造業PMIは悪化した。製造業は5か月連続、非製造業は2か月連続の悪化となった。

(貿易収支は)
 7月貿易収支では黒字は前月より拡大し565.8億ドルの黒字(前月は515.4億ドル)となったが、輸出入の伸びはともに前月や予想を下回った。
 輸出は+19.3% 予想+20.8% 6月+32.2%、輸入は+28.1% 予想+33% 6月+36.7%であった。

(7月消費者物価は伸びが鈍化)
7月消費者物価(CPI)は前年比1.0%上昇で、6月(1.1%上昇)から減速した。政府の今年の目標(3%前後)を大きく下回っている。食品は前年比3.7%低下。非食品は同2.1%上昇した。変動の大きい食品やエネルギーを除いたコアCPIは前年比1.3%上昇。6月は同0.9%上昇だった。

(中国経済減速見通し、年内利下げか)
中国経済は、今年8%を超える成長を記録しそうな勢いだが、新型コロナ禍からの回復に伴い急増した需要はピークアウトしたと指摘し、サプライチェーンの目詰まりや感染力の強い新型コロナの変異株の広がりを背景に成長は鈍化すると予想されている。
中国人民銀行は7月に銀行預金準備率を引き下げ、1兆元の長期流動性を供給。年内に再引き下げを予想する向きが多い。

(米中対立続く)
 米国は中国59社への投資規制や台湾への武器売却、米国に滞在している香港市民に最長18カ月の滞在延長の認可、 ブリンケン米国務長官の「中国の急速な核戦力増強」に深い懸念を示したことなどで米中対立はさらに深まり株価にも悪い響を与えるだろう。

(ドル元は安定)
 チャートはドル人民元の年足。ここ6年は対ドル6.4-7.0で安定している。ドルの比重の高いバスケット制度を採用しているからだ。政治の対立とは違って為替は極めて安定している。固定相場も可能だ。

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(中国株推奨ファンドもあり)
 日経平均と同じく、今年は低迷している上海総合指数だが、買いを推奨するファンドもある。ミラエ・アセット・グローバル・インベストメンツは中国株に強気の姿勢を示した。ハイテクや不動産などへの規制強化に伴う株価調整が十分進んだことが理由だ。
一連の締め付けでミラエ・アセットは中国のオンラインゲームのプラットフォーマーの株価見通しを引き下げざるを得なくなったとしながらも、実際の株価は同社が修正した目標を下回ったと説明した。また電子商取引、料理宅配、消費関連、再生可能エネルギーなどに対しても明るい見方をしているという。
規制を巡るある程度の不確実性はしばらく残ると認めつつも、そうした状況は既に相場に織り込まれたと付け加えた。

テクニカル分析(人民元/円)

ボリバン下限から中位を上抜く

 日足、ボリバン下限から中位を上抜く。8月10日-11日の上昇ラインがサポート。7月2日-8月11日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向き。雲中。
 週足、ボリバン2σ上限に達して下落。一時ボリバン中位を割り込むも下ヒゲで抵抗。7月26日週-8月2日週の上昇ラインがサポート。5月24日週-6月28日週の下降ラインが上値抵抗。
 月足、20年8月の対円15.11から始まった連続月足陽線は10か月で終り、11か月とならず。その後は小反落。4月-7月の上昇ラインがサポート。5月-7月の下降ラインが上値抵抗。
 年足、11年-20年の上昇ラインがサポート。18年-19年の下降ライン上抜く。 16年-18年の下降ラインも上抜く。

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チーファンラマ

中国、違法な内容のカラオケ曲を禁止へ

中国の文化観光省は、全土のカラオケ施設で10月1日から禁止対象となる「違法な内容」のカラオケ曲のリストを作成する方針を明らかにした。
 国家の結束や主権、領土の一体性を危険にさらすものや、カルトや迷信を拡散する内容で国の宗教政策に違反する曲、賭博や麻薬のような違法な活動を奨励するものが禁止対象に含まれると説明した。
カラオケ施設にコンテンツを提供する業者は、カラオケ曲を選別する責任を持つことになるとしている。中国にある娯楽施設は5万近くあり、収録曲数は10万を超えているため、施設運営者が違法なカラオケ曲を特定するのは難しいと説明した。コンテンツ提供業者には「健康的で気持ちを高めさせる」曲を提供するよう促した。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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