コロナショックから回復する高金利通貨に着目し、約半年間で700万円超の利益を獲得した初心者FX女子「N」さん。ネットで視聴できるオンラインセミナーや動画コンテンツを積極的に利用して、どんどんと知識を高め、それを実践することで成功を収めてきたそうです。投資に対する考え方や毎日の時間の使い方、今後の目標なども伺いました。
以下の取材記事はトレーダー個人の経験やお考えに基づくものであり、また、お客様の収支については、「取材依頼時点」のものとなり、その内容については、当社が保証するものではありません。実際のお取引については充分内容をご理解の上ご自身の判断にてお取り組みください。
Nさん プロフィール
年齢性別 :30代女性
職業 :会社員
FX取引歴 :約10ヵ月
収支 :約8カ月間で700万円超(2020年11月~2021年取材申込時点)
トレードスタイル:デイトレード、スイング
投資商品 :FX、株、投資信託
趣味 :ドライブ
▼目次
1.研究熱心、試行錯誤
2.通勤時間とお昼休みを利用してチェック、トレードは就寝前
3.FXで広がる世界
4.含み損の許容範囲ならOKと考える
5.FOMCの発表時はヤバかった
6.損切りは自分の感覚。自動ではやらない
7.いろんな手法を学んでリスク分散
研究熱心、試行錯誤
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編集部: - Nさんは興味を持たれたら、しっかりと勉強して、その後にすぐ実践されるんですね?
Nさん:- 外為どっとコムさんのセミナーは参考になりますね。いいなと思ったオンラインセミナーは見るようにしているんですが、帰宅時間と重なることが多いので、LIVEではなく、家に帰ってからアーカイブされたものを見ています。雇用統計のライブセミナーなども参考にしていますよ。
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編集部: - 本当に研究熱心ですね。そうやってテクニカル分析やファンダメンタルズ情報をトレードに活かしてきたということなんですね?
Nさん:- そうですね。ただ、テクニカルはいろいろと勉強しているんですが、まだまだチャートを読み切れないところがあって、「上昇するかな」と思ってロング(買い)で入っても、それほど上がらず、逆に下がってしまうことがあって、最終的には、必要な損切りをしたり、そこまで下回ってないのであれば、持ち続けたりなど、頑張って資金管理でしのいでいる感じです(笑)。
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編集部: - ちなみに損切りラインは決めていますか?
Nさん:- 「損切りは仕方ないと自分なりに思えたとき」とか、「次のサポートラインを下回ったら損切りしよう」とか、そのときどきで、いろいろと試行錯誤しています。
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編集部: - 「まだショートポジションは慣れない」という話がありましたが、半年ほど経験を積んで、最近はどうでしょうか?「売り」から入るトレードもされるようになりましたか?
Nさん:- ちょこちょこ試していますが、初動に乗れないことがありますし、「押目」と「下降」の違いが、まだわかっていないので、チャートが跳ね上がってしまい、損切りしたこともあります。まだまだ使えるレベルまでには至っていないですね。
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編集部: - 自身のトレードの履歴を残し分析する等はしていますか?
Nさん:- ちゃんとした形式で残してはいませんが、後から見てわかるように、この日に何があったとか、この日に暴落したとか、損切りしたとか、カレンダーに簡単なメモを残す程度で履歴は残しています。
通勤時間とお昼休みを利用してチェック、トレードは就寝前
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編集部: - ところで、取引時間帯など、本業があるNさんは一日をどのようにお使いになっているのでしょうか?
Nさん:- 朝6時に起きて、通勤電車の中で、スマホでチャートを見て、寝ている間にアメリカ市場がどんな動きをしていたかなどをチェックします。お昼休みまでは会社でFXを見ることができません。休憩に入ったら、午前中の相場動向とポジションの状態をチェックします。東京市場は昼間にあまり大きく動くことはないし、動いたとしても夕方にはひっくり返されたりするので、この間に新規でポジションを持つことはありません。あくまで相場状況のチェックをしておきます。
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編集部: - 仕事が終わってからはどうですか?
Nさん:- 夕方6時か7時くらいに電車で帰宅する途中に相場をチェックして、ヨーロッパ市場がどういう動きをしているのかを見ます。帰宅してからは、食事などを済ませて、ニューヨーク市場が始まる夜9時位からトレードを開始して夜11時位までですかね。ただ、最近は夜更かししてしまって、夜12時くらいまでトレードしちゃうことが増えました(笑)。
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編集部: - 上手に仕事の合間を使って、効率の良い資産運用をされているんですね。
Nさん:- 休日や有給を取った日はFX投資のために長時間使ってしまいますね。仕事のある平日はじっくり相場を見られないので、その時間帯にどのような動きをしているのか、チャートを見てしまうんですね。すると、ちょっと相場が動いていると取引したくなってしまうんです。自分はスイングトレードで、2~3週間ペースで売買を考えているのに、余計なところに目がいってしまうんですね(笑)。それで相場に参戦したくなっちゃったり、なんか変なところでポジションを持っちゃったりして、逆に休みの日のほうが損失を出してしまうケース多いです。だから、休まずに仕事しているほうがいいのかなって思ってます(笑)。
FXで広がる世界
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編集部: - 本当にFXが好きなんですね?
Nさん:- 楽しいですね。ときどき損失も出ますが、「まあいいかな」って思えるくらいです。投資を始める前からニュースは好きだったんですが、為替相場の動きにニュースが直結しているので、今までとは違った見方になってきました。FX投資を初めてから、世界中で起きているいろいろなことを知るようになりました。だから、情報収集も本当に楽しんでやっています。
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編集部: - 世界が広がっていくということですか?
Nさん:- そうですね。今までは各国の首脳会議など気にとめていませんでしたが、今はどんなメンバーがどんな話をして、どういう結果になったのか、この国とこの国の関係が、為替相場にどのような影響を与えているのか、これまで断片的で、別々の「点」だったものが、意外な「線」で結ばれていることが分かるから、とても面白いです。
含み損の許容範囲ならOKと考える
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編集部: - メンタル面で気をつけていること等はありますか?
Nさん:- レバレッジを大きくしすぎないようにして、「許容範囲内の含み損は大丈夫」と考えるようにしています。また「今回は損をしても、次回、頑張ればいい」と思うようにしています。
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編集部: - レバレッジを大きくしないようにするのは、無理をし過ぎてメンタルがやられてしまうような取引はしないってことですかね?
Nさん:- そうですね。ただ、過去には「もう無理かな」ってことが何度かありました。
FOMCの発表時はヤバかった
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編集部: - それはどんなときですか?
Nさん:- 含み損が大きくなって、何百万円にもなったときは、正直、つらかったですね。直近では6月のFOMC(米連邦公開市場委員会)です。私はクロス円が中心なので、全体的に下げてしまいました。
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編集部: - 利上げと量的緩和縮小開始の前倒し観測が強まりましたね。「また戻るだろう」くらいの受け止めだったんですね?
Nさん:- ちょっと甘かったですね。「まだテーパリングはしないだろう」と思っていました。FXを始めてから、こんなに下げたことはありませんでした。初めての経験だと思います。こういうことに備えるために、ちょっとロット数を下げるなど、ふだんから気をつけているんですが、今回はそれを上回ってしまいました。FOMCの発表って、夜中の3時でしたよね。朝起きてチェックしたんですが、そのときは含み損が許容範囲内だったんです。そこで油断してしまいました。その後の要人発言で、さらに下がって、許容範囲を超えてしまったんです。
損切りは自分の感覚。自動ではやらない
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編集部: - 持たれているポジションに損切注文ですとか、利益確定の注文を予め出しておくというようなことはしないんですか?
Nさん:- 損切りは自分の感覚でやろうと思っているので、あらかじめ入れることはありません。ほぼ成り行きです。利確注文は入れることはありますが。
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編集部: - 維持率はどれくらいに保ち運用する等は決めていますか?
Nさん:- 常に200%は維持したいです。余裕をもった資産運用をしたいのでポジションを整理しながら、200%以上にはしておこうと、いつも思っているんですけれど、今はちょっと下回っています。
いろんな手法を学んでリスク分散
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編集部: - ポジション管理もさすがですね。今後の目標などはありますか?
Nさん:- 為替相場の局面がちょっと変わりつつある状況だと思うので、いったん様子を見ながら、また新しい相場になっても継続して取引できるように、もっとテクニカル面を鍛えたいです。現在はクロス円中心なので、もうちょっとリスク分散のためにも、ドルストレートに挑戦して、できればロング(買い)とショート(売り)の両方をトレードで使えたら強いですよね。あとはスキャルピングにも挑戦したいと思っています。
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編集部: - 色々と高い目標をもっていますね。スキャルピングに挑戦したい理由はなんですか?
Nさん:- スキャルピングは相場に左右されないと思うんです。私はスイングトレードがメインなので、相場の影響を受けます。ポジションを持っている間に、政治や経済の動向、地政学リスクの影響などいろいろな要素で相場が動きます。スイングをもう少しやりながら、短期のデイトレードとかスキャルピングとかでトレードができれば、片方で損をしても、片方でカバーできるかな、と思っているからです。それと、自分に合う取引スタイルが、まだ確立されていないので、いろいろ経験する中で、「これだったら安心だ」っていうものが確立できたらいいなと思います。
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編集部: - 相場も変化するから、自分のスタイルも進化させなければいけないと?
Nさん:- これまでは高金利通貨で、何とかやってきましたが、これがずっとうまくいくわけではないので、他の通貨ペアでも上手なトレードができるようにならなきゃいけないと考えています。
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編集部: - 今日は貴重なお話をどうもありがとうございました。
PickUp編集部より
Nさんの最大の武器は時間の使い方が上手で研究熱心であることではないでしょうか。仕事の合間や移動時間中を使って情報収集し、スイングトレードという自分のスタイルに合いそうなものをテストして、積極的に取り入れていく。そうした研究熱心さが、わずか約半年間で700万円超という利益をもたらしたのだと思います。初心者の方でもFX投資が十分にできるのだということを教えてくれたように感じます。
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前編
【トップトレーダーに聞く!インタビュー記事まとめ】
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