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年初来高値更新後反落。コロナ感染拡大や計画停電が影響。株価も下落

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総括

年初来高値更新後反落。コロナ感染拡大や計画停電が影響。株価も下落

通貨1位、株価5位
予想レンジ 南アランド円 7.7-8.2

(ポイント)  
*対円8.15-20の売りが増えている
*コロナ感染が拡大している
*5月31日からコロナ抑制策発動で経済活動は鈍る
*1Q・GDPは予想を上回った
*1Q経常黒字は拡大
*今週は小売売上の発表
*S&Pが財政、成長率で前向きな評価を与える
*製造業PMIなどは好調
*貿易・経常収支の黒字が南アランドを支える
*4月CPIは4.4%
*弱点は雇用と停電
*政策金利は据え置かれた
*格付けは全社が現状維持
*中銀総総裁=南ア国債の利回りの高さが海外投資家をひきつける
*世銀の21年成長見通しは3.3%
*経済対策財源は公務員給与の昇給凍結
*中銀の20年インフレ見通しは3.84%

(年初来高値更新後反落)
依然、材料良く、先週は年初来高値の8.166をつけたが、その後反落しボリバン中位近くに位置している。日本からの売り注文も8.10-8.20と多い。弱含み推移したのは、再び感染者が増加し感染抑制策が強化されたこと、またエスコム計画停電を実行し経済活動に影響が出ると思われたことなどがあった。
 さらに、ここ数カ月のランド高によるデフレ圧力もあり、南ア中銀が早期利上げの根拠を見つけられるとは考えにくいとの見方が増えてきたこともある。
 今週は小売売上の発表がある。

(1Q・GDPは)
1Q・GDPは、前期比年率換算で4.6%増加。予想の3.2%増を上回った。
予想は3.2%増だった。昨年4Qは5.8%増(速報値6.3%増)に下方修正された。
 前年同期比では3.2%減で、予想以上に落ち込んだ。これで4四半期連続の減少となり、新型コロナウイルスのパンデミック以前の水準を依然回復できていない。

(1Q経常収支も黒字拡大)
1Q経常収支は対国内総生産(GDP)比で5%と2020年4Qの3.7%から拡大した。貿易黒字の増加や所得収支の赤字縮小によるものだ。経常黒字は金額ベースでは2673億ランド(195億4000万ドル)。前期は1978億ランドだった。
中銀は声明で「モノの輸出と輸入は、世界や国内での経済活動の持続的な回復と一致して、さらに増加した」と述べた。
1Qの貿易収支は4305億ランドの黒字で、黒字額は前期の4252億ランドから拡大した。輸出額が過去最高を更新する一方で、輸入額の伸びが比較的小幅にとどまったことが背景。
サービス・所得・経常移転収支の赤字は、対GDP比3.1%と、前期の4.2%から縮小した。

(企業景況感指数も高水準)
 5月の企業景況感指数は97.0と、4月の94.7から上昇した。輸出と製造業部門の伸びに支えられ、2018年3月の97.6以来、3年超ぶりの高水準となった。指数はビジネス環境の改善傾向を示しているが、これは主に貿易収支の改善で通貨ランド相場に良い影響が表れ、インフレ圧力が遠のいたことが原因とみられる。また、指数の主な押し上げ要因は製品貿易量の拡大で、製造業部門の生産と安定したエネルギー供給も寄与したと分析した。

(コロナ感染の 第3波入り懸念で市民生活の制限強化へ)
 新型コロナウイルスの感染がアフリカで最も深刻な南アフリカでは、最大都市ヨハネスブルクなどで再び感染者が増えていて、ラマポーザ大統領は、国全体が第3波に入ることが懸念されるとして、夜間外出禁止令の時間の延長など市民生活の制限を強化すると発表した。
 新型コロナウイルスへの感染が確認された人はこれまでに166万人近くにのぼり、アフリカ大陸全体の3割を超えている。
 ラマポーザ大統領は、国民向けにテレビ演説し「国全体で第3波に入るのは時間の問題だ」と懸念を示した。そのうえで、夜間の外出禁止令を適用する時間の延長や飲食店の営業時間の短縮など市民生活の制限を強化すると発表した。
南アでは、医療従事者と60歳以上の国民を対象にワクチン接種が始まっているが、ラマポーザ大統領は、米国からの供給に一部遅れが出ている一方、ロシアや一部の中国製のワクチンの承認に向け審査が進んでいることを明らかにした。
 そして「第3波のピークの到来を遅らせることで、その間により多くの人にワクチンを接種し、命を救うことができる」と述べたうえで、マスクの着用など感染対策の徹底を呼びかけた。

テクニカル分析(ランド/円)

週足、6週連続陽線ならず

 日足、ボリバン2σ上限から下落。ボリバン中位に近づく。6月7日-11日の下降ラインが上値抵抗。6月10-11日の上昇ラインがサポート。雲の上。5日線上向き。
 週足、6週連続陽線ならず。ボリバン2σ上限越えから反落。5月17日週-24日週の上昇ラインがサポート。
 月足、4か月連続陽線。今月も陽線スタートで雲に入るが長い上ヒゲを出し始める。ボリバン2σ上限到達後下落。21年3月-5月の上昇ラインがサポート。
 年足、18年-20年の下降ラインを上抜く。15年-18年の下降ラインを上抜くか。20年の下ヒゲも効いている。

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喜望峰

南アの治安状況 パンクにご用心

 プレトリアを中心に、路上に設置された突起物により車がパンクさせられる、パンク修理中に強盗被害に遭うという事件が依然発生しており、発生場所の拡大と手口の凶悪化が見られた。発砲され被害者が負傷した事件もあり、手口が凶悪化している。
 今後、他の道路にも発生が広がる可能性があるため、夜間の走行ができるだけ控え、車を運転する際は、安全速度と車間距離を維持し、路面や周囲の状況に注意して路上にある物を避ける運転が肝要である(突起物を黒色ビニール袋で覆うなどし、見破られにくい工作をしている場合がある)。万が一パンクした際は、強盗に狙われている可能性を念頭に、その場ですぐに停車せず安全が確保できる場所まで走行する、警察などに通報するという対応が必要である。(南ア大使館)

情報提供元:FX湘南投資グループ
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