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政策金利は据え置きか。リスク選好続く

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総括

政策金利は据え置きか。リスク選好続く

「通貨7位、株価首位」
「予想レンジ 南アランド円 7.1-7.6」

(ポイント)
*今週は政策金利決定、据え置きか
*計画停電は続いている
*クガニャゴ中銀総裁は「南アは極度の重債務国」ではないと発言
*貿易収支は9か月連続黒字 経常収支は2四半期連続黒字
*20年4Q・GDPは予想を上回る
*南ア株式市場は世界で独歩高 ただ先週は下落
*2月製造業PMIは改善
*2月民間部門製造業PMIは低下
*米投資銀行は新興国売りを助言するものが出てきた
*コロナ警戒レベル1に引き下げ
*予算教書は好感された
*4Q失業率は過去最悪となった
*世銀の21年成長見通しは3.3%
*経済対策財源は公務員給与の昇給凍結
*IMFは、南アの2020年の成長率予想をマイナス8%に据え置く
*中銀の20年インフレ見通しは3.84%

(リスク選好続く)
昨年5月以降、対円で5円後半から続いているリスク選好の流れは続き7.4円まで上昇。ただ20年の高値の7.80まではまだ余地がある。世界の株価市場でも今年は南ア株式指数(ASI)がトップに位置している。
コロナ禍から世界の経済の正常化が続けば、南ア産出の資源の需要が高まる。貿易依存度の高い中国経済も順調に景気回復しているので南ア経済を支える。米中の対立や米国金利の上昇で南アの旨味が失われることも一時的にはあることは頭に置いておきたい。

(政策金利は据え置きか)
 今週は政策金利の決定がある。9か月連続の貿易黒字、2四半期連続の経常黒字、4Q・GDPの堅調さが支えたが先週の小売売上、企業信頼感、消費者信頼感は弱かった。好悪材料がありインフレも目標圏内の下限にあることから政策金利は3.5%で据え置きか。中銀総裁電撃解任したトルコの南アランドへの影響は大きくないだろう。
  
(南アの債務は、中銀総裁)
 南ア中銀のクガニャゴ総裁は「極度の重債務にあえいでいる状態とは程遠い」との認識を強調し、投資家や格付け機関の懸念をけん制した。総裁は「債務は財政政策スタンスの結果、もたらされるものであり、財政赤字を出している限り債務は発生する」と指摘。一方で「経済成長が危機に瀕している際に緊縮財政を試みるのは自滅行為だ」とも述べた。
南アはコロナ禍前から景気後退に陥り、拡大する財政赤字を穴埋めするため、ここ約10年で多額の債務を積み上げてきた。
財務省は先月発表した2020-21年度予算で、財政赤字が前年比で倍以上に増えて国内総生産(GDP)の14%相当になると予想した。公務員賃金その他の大幅な支出削減が実現すると想定した場合は、23年に債務の対GDP比率は87.3%となる見通し。
しかし、失業率が急上昇し成長は停滞しているため、格付け機関はこの前提条件の実現に疑問を呈している。投資家と格付け機関は債務のGDP比率100%を「越えてはならない一線」と見なしている。

(計画停電)
エスコムは、老朽化した石炭火力発電所の発電容量が低下したことを受けて、今月10日に計画停電を開始している。南アでは計画停電が頻発し、経済成長の重しとなっている。先週公表された報告書によると、昨年の計画停電は記録的な多さとなった。

(今年世界最強の株価も先週は下落)
 南ア全株価指数(ASI)は先週3.37%安で年初来は10.95%高となった。世界的な金利上昇で株価が売られた。ただまだ世界では最強の市場。

テクニカル分析(ランド/円)

続 ボリバン2σ下限から上限へ反発

 日足、ボリバン2σ上限。3月17日-19日の上昇ラインがサポート。3月18日-19日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向き。
 週足、2月22日週-3月1日週の下降ラインを上抜いてボリバン2σ迄上伸。3月8日週-15日週の上昇ラインがサポート。
月足、21年1月-2月の上昇ラインがサポート。20年1月-21年2月の下降ラインを上抜く。ボリバン上位。
 年足、16年-19年の上昇ラインを下抜く。15年-18年の下降ラインが上値抵抗。今年は陽転。

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喜望峰

インドからワクチン到着

 ラマポーザ大統領は、モディ・インド首相と電話会談を行った。電話会談は、インド血清研究所の最初の COVID-19 ワクチンが南アに到着した後に行われた。ラマポーザ大統領は、南アのパンデミックにおいて、インドが示した連帯に対する南ア国民の深い感謝を伝えた。モディ首相は、インドがさらに 1~2 種類のワクチンを開発する予定であり、アフリカの国々に対し、特別な形の支援を行うと述べた。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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