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【豪ドル米ドル】命運握るFRB議長講演 G.COMデイリーレポート 2021年3月4日号

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その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。

3月4日(木)豪ドル/米ドル

基調
波乱含み

目先の注目材料
・3/4 パウエルFRB議長講演
・米長期金利、主要国株価、国際商品価格

命運握るFRB議長講演

2月終盤の米長期金利上昇ショックで下落した豪ドル/米ドル相場は、3月に入りやや持ち直していたが、昨日は米長期金利が再び上昇する兆しを見せたため弱含んだ。
こうした中、本日はパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演が注目される。

パウエル議長は2月23日の議会証言で長期金利の上昇を「景気回復期待の表れ」として静観する考えを示した。
翌日以降、米長期金利の上昇が加速し、10年債利回りが節目の1.50%を超えて1.61%前後まで急騰すると、世界的な株価下落や商品価格の値下がりを招いた。
足元でも、米10年債利回りが再び1.50%に接近しており、昨日の米株安から本日の日本株安へと株安の連鎖を引き起こしつつある。
仮に、パウエルFRB議長が本日の講演でも長期金利の上昇を黙認する構えを示せば、市場の混乱はさらに大きくなる可能性があろう。

米長期金利上昇による株安は豪ドル/米ドル相場に強い下落圧力をかけると考えられる。
米長期金利上昇はドル買い要因、株安は豪ドル売り要因になるケースが多いためだ。
当然ながら、反対に米長期金利低下による株価反発の流れは豪ドル/米ドルを大きく押し上げる公算が大きい。
パウエルFRB議長が米長期金利の上昇をけん制するかどうか(黙認スタンスを修正するかどうか)は、目先の豪ドル/米ドル相場にとって大きなポイントになりそうだ。

「為替チャート|豪ドル/米ドル(AUDUSD)|日足」はこちら