メキシコペソ/円(4時間足)
直近1週間のポイント
・米長期金利急騰でリスク回避ムード
・メキシコ2年連続マイナス成長
・メキシコ失業率悪化
・米長期金利安定化でリスク回避後退
足元のメキシコペソ/円は下げ渋る展開
米長期金利の急騰をきっかけに世界的に株価が調整色を強めた25日にはペソ/円も5.052円前後まで急落。
なお、この日発表されたメキシコの2020年の成長率は-8.2%と2年連続でマイナス成長となり、1月失業率は4.73%へと悪化しました。
ただ、その後のペソ/円は米国の債券市場が落ち着きを取り戻す中、26日には5.1円台を回復。
市場のリスク回避ムードが和らぐ中、2日には5.188円前後まで反発しました。
注目ポイントはインフレ率
メキシコでは9日に2月消費者物価指数が発表されます。
前月1月の伸びは前年比+3.54%と予想を上回ったものの、メキシコ中銀のインフレ目標(2-4%)の範囲内に収まった事で、中銀は2月会合で0.25%の利下げに踏み切りました。
その際、「メキシコ経済にはかなりの需給の緩みがあり、下向きのリスクがある」との声明を発表しており、今回の2月消費者物価指数の伸びが鈍化すれば、3月(25日)会合での追加利下げ観測が浮上する事も考えられます。
来週までのメキシコペソ/円の見通し
予想レンジ
5.050~5.300円
基調
方向感模索
来週までの注目ポイント
☆3/9 メキシコ2月消費者物価指数
・主要国株価、国際商品価格
「為替チャート|メキシコペソ/円(MXNJPY)|60分足」はこちら
「高機能チャート(テクニカル分析|メキシコペソ/円(MXNJPY)|60分足」はこちら