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今年のトルコはひと味違う、通貨首位奪回、MTGA待ち

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総括

今年のトルコはひと味違う、通貨首位奪回、MTGA待ち

(通貨首位、株価12位)

予想レンジ トルコリラ/円 14.2-15.2

(ポイント)
*2月末は通貨4位だったが再び首位へ 例年の脆さがない
*2020年は世界でも数少ないプラス成長国となった
*3月半ばまでに経済改革案を発表する
*2月製造業PMIは悪化
*今週は消費者物価の発表がある
*対円15円越え、対ドル7.0割れで伸び悩んでから利食いが出た
*米・トルコ関係は要注意 駐米大使召喚
*利下げは今年のかなり先まで検討せず=中銀総裁
*20年経常収支は370億ドルの赤字 貿易赤字が69%拡大
*S&Pとフィッチがアウトルックを安定的に
*21年はEUとの外交に柔軟姿勢を見せ始めている
*中銀は為替介入は行わないとした
*大統領はGDPを世界のトップ10に引き上げるとした

(2020年は世界でも数少ないプラス成長国)
2020年4QのGDPは前年比5.9%増、前期比で1.7%増加。2020年は1.8%増加で、予想の2.3%を下回った。
昨年後半は、新型コロナウイルスの感染第一波に見舞われる中、国営銀行が貸し出しをほぼ倍増させたことが寄与し、GDPは潜在成長率を大幅に上回る伸びを記録した。

(2月製造業PMIは悪化)
2月製造業PMIは51.7と前月の54.4から低下した。新規受注が小幅減少したことが背景にある。一方生産と雇用は引き続き増加した。新規事業が減少し原材料の供給にも問題が生じているが、需要改善の兆候を受けて企業は生産を拡大した。
生産増や生産ラインの増設を見越して企業は雇用を増やした。雇用拡大は9カ月連続となった。
購買価格と製品価格は共に上昇したが、素材価格の高まりにより上昇ペースは鈍化した。通貨リラの上昇が物価上昇圧力の緩和に寄与している。

(フィッチのインフレ、金融政策の見通し)
フィッチはトルコ中銀の強力な金融引き締めにもかかわらずリラ下落が続けば、既に15%に達しているインフレ率に一段の上昇圧力がかかる恐れがあると指摘した。
政策金利は「今年の大半」17%に据え置かれ、年末までに15%へ引き下げられると予想。しかしインフレ率が急速に低下しない場合や、成長の面でコストが大きすぎる場合は、2023年に大統領選を迎えるエルドアン大統領は引き締め政策に対する忍耐を失う可能性があると警告。

(今週は2月消費者物価などの発表あり)
2月消費者物価、生産者物価の発表がある。1月はそれぞれ前年比で14.97%上昇、26.16%上昇だった。2月の消費者物価の予想は15.39%

(1月貿易収支)
1月の貿易収支は30.3億ドルの赤字で前年同月の45.1億ドルの赤字から縮小した。輸出が2.3%増加、工業製品、農産物、木材が伸びた。輸入は5.9%減少。中間財、消費財が減少。

(外貨準備)
昨年後半は減少を続けリラ売りに繋がっていたが、最近は500億ドルを超えて安定してきた。

テクニカル分析(トルコリラ/円)

団子天井から下落もボリバン3σ下限から反発

日足、2月中旬の団子天井から反落。ボリバン3σ下限まで落ちて反発。2月26日-3月1日の上昇ラインがサポート。2月24日-3月1日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。ボリバン中位へ近づく。
週足、ボリバン2σ上限に到達し反落。1月25日週-2月22日週の上昇ラインがサポート。雲の下。2月15日週-22日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、2月も上ヒゲ長いながらもかろうじて陽線で4か月連続陽線となった。12月-1月の上昇ラインがサポートできるか。20年3月-21年2月の下降ラインが上値抵抗。まだボリバン下位。5か月移動平均線が上向き。
年足、6年連続陰線。今年は僅かながらも陽線スタート。18年-20年の下降ラインを上抜こうとしている。

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メルハバ

MTGA 発表、経済改革案を近々発表

エルドアン大統領は3月半ばまでに経済改革案を発表する。強いトルコを目指す対策を打ち出すと言う観測がある。トランプさんのトルコ版、「Make Turkey  Great Again」

情報提供元:FX湘南投資グループ
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