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底堅き横ばい、外需良し、内需不安、原油高

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総括

底堅き横ばい、外需良し、内需不安、原油高

予想レンジ 5.0-5.5 

(ポイント) 
*消費者物価、鉱工業生産が弱い
*新型コロナウィルス変異種を発見
*茂木外務大臣がTPP拡大でメキシコ訪問
*海外のメキシコ人労働者からの国内向け送金が増加
*経常収支は3Qに史上最大に
*原油高もメキシコに恩恵
*国内要因は弱い
*コロナウィルスでの致死率は世界一
*20年国内新車販売は大きく減少
*12月CPIは3.15%に低下
*フィッチは格付け据え置き
*対米貿易依存度が頗る高い

 (市況)
 昨年来の上昇の勢いが衰えている南アランドやトルコリラに比べると、急上昇もないが急落もない5円台前半を中心に異常に長い底堅い横ばい状態が11月半ばから続いている。買い持ちにしていれば為替差益は少ないが金利差を享受できている。

 国内経済指標は弱く、コロナウィルス感染も深刻だ。12月消費者物価指数は、前年比3.15%の上昇。野菜や果物の伸びが抑えられ、7カ月ぶりの低い水準だった。中央銀行の政策目標の上限である4%を2カ月連続で下回わったことで金融緩和観測も出てくるだろう。11月の鉱工業生産指数は、前月比1.1%上昇と、10月の1.8%上昇(2.0%から改定)から鈍化した。20年6月の回復入り以来最悪の数字となった。政策に対する不透明感、企業信頼感の低迷、パンデミックが続き、外需の改善にもかかわらず広範囲な製造業の重しとなる公算が大きい。

 外需は経常黒字の拡大、在米国のメキシコ人労働者からの仕送りで強く、またバイデン米新政権誕生での米国景気改善や米墨関係改善期待もある。

(新型コロナウイルス変異種)
メキシコの保健当局は1月10日、英国で拡大し、感染力が強いとされる新型コロナウイルス変異種の感染例を確認したと発表した。感染したのは英国在住の男性で、昨年末にメキシコに到着したという。
  メキシコの累計感染者数は約153万人。ロペスオブラドール大統領の報道官も10日、検査で陽性と判定され、自宅で隔離措置を取ると明らかにした。

(株価指数)
メキシコボルサ指数は1月14日で年初来4.55%高で順調なスタートを切っている。昨年は年間んで1.21%高であった。米新政権の誕生で対米関係改善を期待している。原油高も好感している

(債券)
 メキシコ10年国債利回りは5.51%で昨年末の5.42%から上昇している。米新政権誕生での景気拡大策を期待、メキシコのみならず世界中の金利が年初上昇している。原油(WTI)は昨年末の48.52ドルから1月14日は53.57で既に10%高となっている。産油国のメキシコにとって朗報だ。

(日本とメキシコ、TPP拡大へ協力)
メキシコを訪問中の茂木外相は、エブラルド外相と会談した。両国を含む11カ国が参加する環太平洋経済連携協定(TPP)の加盟国拡大に向けて協力することを確認した。自由で開かれた国際秩序の実現のため協調することを申し合わせた。
 TPPを巡っては英国が年内にも協議に入るほか、タイが参加を目指す。中国も意欲を示す。日本はバイデン氏の大統領就任を受けた米国のTPP復帰に期待を寄せる。
 茂木氏は新型コロナウイルス下で、事業継続や雇用維持などに苦心する日系企業への支援を要請した。エブラルド氏はビジネス環境の整備に留意すると述べた。日本からの企業進出や投資拡大に期待を示した。

テクニカル分析

11月中旬から底堅き横ばい

 日足、ボリバン上限から何度も反落も、またもや上限(2σ)へトライ。1月12日-14日の上昇ラインがサポート。12月9日-1月14日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向く。雲の上。
 週足、陽線続くが上昇幅は小さい。12月7日週-1月4日週の下降ラインが上値抵抗。12月21日週-1月4日週の上昇ラインがサポート。雲の上。
月足、21年は上昇スタート。20年2月-12月の上昇ラインが上値抵抗であったが上抜く。9月-10月の上昇ラインがサポート。ボリバン中位。雲の下。
 年足。16年-19年の上昇ラインが上値抵抗。20年の下ヒゲは長く21年は上昇スタート。

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VAMOS MEXICO

メキシコ大統領「自由の女神怒る」 米大統領締め出しで

 ロペスオブラドール大統領は、米国でトランプ大統領をインターネット交流サイト(SNS)から締め出す動きが広がっていることについて「自由の女神が怒りで青くなっている」と述べ、SNS運営会社に言論の自由を保証するよう促した。
 ロペスオブラドール大統領は「気付いていないかもしれないが、彼ら(SNS運営会社)が決断を下してから(もともと青い)ニューヨークの自由の女神が怒りでさらに青くなっている」と強調。自由の女神が象徴する「自由」が危機に陥っていると警告し、私企業による検閲を非難した。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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