いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
12月7日(月)ポンド/円
基調
波乱含み
目先の注目材料
・12/7 英・EU通商交渉(英首相・欧州委員長協議)
・主要国株価、国際商品価格
関係者発言で乱高下する展開に注意
4日まで行われた英国と欧州連合(EU)の通商交渉は、「漁業権」「平等な競争条件」「ガバナンス」の3分野での溝が埋まらず一旦打ち切りとなった。
週末にはジョンソン英首相とフォンデアライエン欧州委員長が協議を行い、6日から交渉を再開する事で合意したが、ここでも大幅な前進は見られなかったようだ。
一部英紙は、英海域でEU漁船が操業する「漁業権」に関する交渉で「大きな進展があった」と報じたが、英政府筋はこれを否定している。
本日7日にはジョンソン首相とフォンデアライエン欧州委員長が再び協議を行う予定で、これに先立ちバルニエEU首席交渉官がEU加盟国に向けて交渉の状況を説明する運びとなっている。
英国がEUを名実ともに離脱する年末まで残り3週間余り。
瀬戸際の交渉が続く中、本日も関係者の発言などのニュースヘッドラインが多く飛び交う事になるだろう。
ポンドはそれらに一喜一憂すると見られ、欧州市場以降は不意の乱高下に注意が必要となりそうだ。
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