いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
11月17日(火)南アフリカランド/円
基調
底堅い
目先の注目材料
・主要国株価、国際商品価格
・11/19 南ア中銀政策金利
7円台も視野に
南アフリカランド/円相場が持ち直しの動きを見せている。
9日に6.900円前後まで上昇した後、12日には6.684円前後まで反落するなど調整含みの展開となったが、昨日は米モデルナの新型コロナワクチンの有効性が報じられると6.844円前後まで反発した。
ワクチンの配布が進めば世界景気の回復が本格化するとの期待から、資源国・新興国の通貨を買う動きが広がっている。
ランド/円相場としては、足元のリスクオンの流れに乗って9日高値の6.900円前後を超えられるかが目先の焦点となろう。
これを突破できれば7円台の回復も視野に入りそうだ。
クリスマス・ラリーで欧米株が上昇しやすい(=リスクオンに傾きやすい)時期だけに、新型コロナワクチンや米大統領選に絡む悪材料が出なければ、ランド/円の高値更新も十分に射程圏内であろう。
また、南ア中銀が19日の理事会で政策金利を3.50%に据え置くかどうかもポイントになりそうだ。
南ア中銀は前回(9月)の理事会で利下げを見送った事から、市場には利下げサイクルは終了したとの見方が多い。
今回も据え置き予想が大勢を占めている。
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