2020年11月16日
【ドル/円】:上下の抵抗を抜けきれない可能性。
ドル/円は2手連続陰線引けとなり、上値を切り下げていますが、個々の足が下げエネルギーの強いものではないことや、11/9の大陽線が立ち上げの可能性を示唆しており、103円割れを見ない限り、突っ込み売りにも注意が必要です。一方で3月に付けた111.71を基点として上値を切り下げる流れからは上抜けておらず、この日足の上値抵抗が105.80-90にあることから、106.00超えで終えない限り、下値リスクを残した状態です。 短期トレンドは103.50割れで終えた場合は下値リスクが点灯、103円割れを見た場合は101~102円方向への一段のドル下落に繋がり易くなります。逆に106.00超えで終えれば、日足の形状が安定して上値余地が若干拡がり易くなりますが、106.50~107.00ゾーンに週足、月足の上値抵抗が控えており、ドル急伸にも繋がり難いでしょう。 ドル買いは104.20以下で押し目買い。急落した場合の下値余地を103.60-70まで見て置く必要があります。損切りは103.40で撤退です。売りは105.20-30の戻り待ちとします。損切りは105.70で一旦撤退です。 日足の上値抵抗は105.10-20、105.50-60、105.80-90に、下値抵抗は104.20-30、103.60-70、103.10-20にあります。
【ユーロ/円】:上値の重い展開続く。押しは一旦買い場となる可能性。
ユーロ/円は小陰線で終えています。下げ余力の強いものではなく、また11/9の大陽線が立ち上げの可能性を示唆しており、調整下げの範囲内に留まっています。但し、123円割れで終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻して下値リスクがやや高くなります。買いは123.40-50で押し目買い。損切りは“ニュートラル”な状態に戻す122.80で撤退です。売りは様子見とします。125円台に戻せば一段の上昇に繋がり易くなります。
【ユーロ/ドル】:押し目買い方針継続。上値抵抗にも注意。
ユーロ/ドルは小幅続伸となりました。単体では上昇余力の強いものではありませんが、下値をゆっくりと固めており、また、短期トレンドの変化も認められないことから、ユーロの押し目買い方針継続とします。買いは1.1800-10で押し目買い。下値余地を1.1770近辺まで見て置く必要があります。損切りは1.1730で撤退です。売りは様子見か1.1890-00で軽く戻り売り。損切りは1.1930で浅めに撤退です。1.1700割れで終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻します。さらに1.1600割れで終えた場合は“ユーロ弱気”に変化して一段の下落に繋がり易くなります。
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