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【豪ドル米ドル】米豪10年債利回り格差は拡大するか

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10月27日(火)豪ドル/米ドル

基調
上値重い

目先の注目材料
・10/28 豪7-9月期消費者物価指数
・主要国株価、国際商品価格

米豪10年債利回り格差は拡大するか

明日28日の日本時間9時30分に、豪7-9月期消費者物価指数(CPI)が発表される。
豪中銀(RBA)のロウ総裁が今月14日に「より長期の国債を買い入れる事にどのようなメリットがあるかを検討している」「政策金利を(現行の0.25%)から0.10%まで引き下げる可能性がある」などと発言した事で追加緩和観測が強まる中、CPIの結果に注目が集まっている。
市場予想は前年比+0.6%となっており、4-6月期の-0.3%から上昇に転じる見込みだ。
ただ、RBAが重視する基調インフレの予想は前年比+1.2%となっており、インフレ目標(2-3%)を大きく下回る伸びに留まると見られている。
このため、こうした予想を多少上回る結果となっても追加緩和観測を払しょくできる公算は小さいだろう。

一方、弱めの予想をさらに下回る結果となれば、豪10年債利回りなどの長期金利に低下圧力がかかる可能性がある。
市場は政策金利の引き下げをすでに織り込んでいるが、現行3年債利回りを対象としている「イールドカーブ・コントロール」をどこまで長期化させるかについては見方がやや分かれている。

CPIの結果を受けて豪10年債利回りが低下すれば、ほぼ同水準で推移している米10年債利回りとの格差が開く事になる。
市場は0.10%への利下げをほぼ100%織り込んでおり、今回の豪7-9月期CPIではこの見方が修正される事は事は考えにくい。
CPI発表後の豪長期金利の動きが豪ドルの反応を左右する事になりそうだ。

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