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【ポンド円】BOEの追加緩和示唆はあるか

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いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。

9月17日(木)ポンド/円

基調
下値警戒

目先の注目材料
・9/17 BOE政策金利、BOE議事録
・主要国株価、国際商品価格

BOEの追加緩和示唆はあるか

英中銀(BOE)のベイリー総裁は、8月末の講演で「マイナス金利を含め、金融政策手段の余地まだある」と表明。
BOE金融政策委員会(MPC)のソーンダース委員は9月初旬、英経済は過去数カ月、予想以上のペースで回復を遂げたと指摘。
ただ、企業が従業員を解雇せず休業扱いとすれば政府が給与の支払いを肩代わりする制度がこれから段階的終了に向かえば、失業者は大幅に増加する公算が大きく、供給が需要を超過する期間が長引くリスクもあるとして、「経済を下支えし、物価上昇率が目標の2%を継続的に下回る事態を回避するため、一段の金融緩和が必要になるかもしれない」と語った。

こうした中、本日のMPCでは政策金利(0.10%)および資産買い入れプログラム(7450億ポンド)は据え置かれる公算が大きいが、市場には次回11月5日のMPCで、経済見通しを更新するとともに追加緩和に動くとの見方が多い。
今回の声明や議事録に追加緩和の示唆があるか注目したい。

足元のポンド/円は、15日に135.42円前後まで下落したがその後は下げ渋っている。
3月以降の上げ幅の38.2%押し水準(135.57円前後)が意識されたようだ。
ただ、15日安値を下抜ければ、50%押し水準(133.37円前後)まで下値余地が拡大すると考えられる。

「為替チャート|ポンド/円(GBPJPY)|日足」はこちら