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【ポンド円】「FTAなきブレグジット」に現実味

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9月11日(金)ポンド/円

基調
下値不安

目先の注目材料
・主要国株価、国際商品価格

「FTAなきブレグジット」に現実味

ポンド/円は昨日の海外市場で138円台前半から135円台半ばへと大幅に反落した。
英国と欧州連合(EU)の通商交渉が全くの不調に終わった事がきっかけだが、通商交渉の前提である離脱協定の扱いを巡り、双方の対立が深まった事で下げが加速した。

英政府は、先にEUと合意した離脱協定のうち北アイルランド国境の手続きに関する一部の条項を修正する内容の「国内市場法案」を議会に提出。
EU側は国際法違反として猛反発しており、9月末までに法案の撤回を求めるとともに、応じない場合は法的措置も辞さない構えを示した。
しかし、英政府は「我々は常に北アイルランドと英国内で最良な行動をする権利を保持する」としてEUの撤回要請を拒否。
なお、英議会は「国内市場法案」の審議を14日から開始する模様だ。

事態は混迷を極めており、離脱の「移行期間」が終了する年末までの合意を目指して交渉してきた自由貿易協定(FTA)は締結の見通しが立たなくなった。
英国が「FTAなきEU離脱=Brexit」に陥る可能性が高まっており、ポンドは上値が重い展開となりそうだ。
本日のポンド/円は、日足一目均衡表の雲下限(135.75円前後)や100日移動平均線(135.59円前後)に支えられて下げ渋っているが、基本的に買い材料はこうしたテクニカル要因以外には見当たらない。
これら、チャート上のサポートについては、過信は禁物だろう。

「為替チャート|ポンド/円(GBPJPY)|日足」はこちら