2020年8月24日
【ドル/円】:下値抵抗を守った状態。小幅続伸の可能性。
ドル/円は直近の日足が実体の小さい陽線引けとなり、単体では上昇余力の強いものではありませんが、先週の下値トライで105.00-10の下値抵抗には一旦跳ね返されており、105円割れで終えない限り、下値余地も拡がり難い状態です。一方で上値も106円台の抵抗を上抜けきれておらず、日足、週足ともに上値を切り下げる流れからは上抜けきれていません。 日足は107円台に実体を乗せて来れば、上値余地が若干拡がり易くなります。この場合でも日足の抵抗が108.00-10に、週足の抵抗も107.60-70にあり、108円台はまだ壁となります。逆に105円割れで終えた場合は、日足の形状が悪化して下値リスクが点灯、104.50割れで終えるか104.00割れを見た場合は101~102円方向への一段のドル下落に繋がり易くなります。 今日のドル買いは105.50-60で押し目買い。下値余地を105.20-30まで見て置く必要があります。損切りは104.80で一旦撤退です。売りは106.40-50の戻り待ちとします。損切りは106.70で浅めに一旦撤退するか、深い場合は107.30で撤退です。 日足の上値抵抗は106.00-10、106.50-60、107.00-10に、下値抵抗は105.50-60、105.20-30、104.60-70にあります。
【ユーロ/円】:“ニュートラル”に変化。125円台での売り場探しで。
ユーロ/円は6手連続陰線引けとなりました。直近の陰線が125円台を維持できずに終えており、下値リスクが点灯中ですが、124.40-50の日足の抵抗を守って終えており、これを支えとして反発に転ずる可能性を残しています。この場合でも125円台半ばに強い抵抗が控えており、戻りは売り場となる可能性も高いと見ています。短期トレンドは“ユーロ強気”の状態から“ニュートラル”に変化しています。また、週足が124.50割れで越週するか、日足が124円割れで終えた場合は、短期トレンドが変化して一段の下落に繋がり易くなります。買いは様子見か123.90に損切りを置くなら124.40-50で軽く試し買い程度に。損切りが付かない場合でも124.40以下で終えた場合は、下値リスクが高くなるので、買いは撤退です。売りは125.40-50で戻り売り。損切りは126.20で一旦撤退するか、再び“ユーロ強気”に戻す126.60に置く必要があります。
【ユーロ/ドル】:下値抵抗を守った状態。
ユーロ/ドルは反落。7/10に付けた1.1255を基点として下値を切り上げて来た短期的なサポートラインを下抜けて終えており、日足の形状が一段と悪化していますが、1.1750-60の抵抗には跳ね返えされており、これを割り込んで来ないと下値余地も拡がり難い状態です。週足も下値を切り上げる流れに崩れはありませんが、上値トライに失敗した形で越週しており、週足の形状も悪化し始めています。短期トレンドは1.1750割れで終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻しますが、1.1650割れで終えるか、1.1700割れで越週しない限り、大きく変化しません。買いは1.1760-70で押し目買い。損切りは1.1740で浅めに一旦撤退です。売りは様子見か1.1870-80の戻り待ち。損切りは1.1920で撤退です。1.1950-60の抵抗を上抜けて終えない限り、上値余地も拡がり難い状態です。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第 119 条により罰せられますのでご注意ください。尚、このレポートは情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。