いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ！
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
8月17日（月）ユーロ/ドル
基調
波乱含み
目先の注目材料
・主要国株価、国際商品価格
上値試し再開への期待と反落への警戒が入り混じる
ユーロ/ドル相場は先週まで8週連続で上昇しており、今週も小幅に続伸してスタートしている。
先々週に付けた約2年3か月ぶりの高値1.19153ドル前後の更新を窺う勢いだ。
ただ、気がかりな点も少なくない。
シカゴ・通貨先物（IMM）における投機筋のユーロ買い越しは20万枚に迫り過去最大規模に膨れ上がっている。
買い余力という観点からは、やや疑問が残るところだろう。
また、英国がスペインやベルギーに続き、フランスなどからの入国者に14日間の隔離を義務付けた。
欧州でも夏のバカンスシーズンに入り新型コロナの感染が再拡大しており、景気回復への期待が萎みかねない状況だ。
ユーロ/ドル相場は1.19153ドル前後を上抜ければ節目の1.2000ドル前後まですんなり上昇する可能性もある。
しかし、反落リスクも次第に高まりつつあると言えるだろう。
これまでの上昇に対する反動で調整が深くなる事も考えられるだけに、ここからの上値追いについては、半身の姿勢でやや慎重に見ておきたい。
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