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ドル/円:上下の抵抗を抜けきれない状態続く。ドルの戻り売り方針変わらず。

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ドル/円:上下の抵抗を抜けきれない状態続く。ドルの戻り売り方針変わらず。

日足は値幅の小さい陰・陽線が交互に出ており、狭いんレンジでの揉み合いとなっている。短期トレンドは“ドル弱気”の流れにあり、下値リスクがより高い状態に変わりないが、106円台を割り込んで終えない限り、下値余地も拡がり難い状態にある。一方上値も107.50-60超えに強い上値抵抗が控えており、上昇余力に欠ける形だが、108.70超えで終えた場合は、短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻して上値余地が若干拡がり易くなる。この場合でも109.50超えに強い抵抗が控えており、ドル急伸にも繋がり難い。日足の上値抵抗は107.50-60、108.00-10、108.60-70に、下値抵抗は106.50-60、106.10-20、105.50-60にある。21日移動平均線は、107.22に位置しており、若干下抜けているが“ダマシ”の範囲内にある。しかし、120日、200日線は107.95、108.38に位置しており、上値を抑え込んだ状態にある。 一方週足は実体の小さい陽線で続落を食い止めているが、上値を切り下げる流れからは上抜けていない。一方で106.50-60の週足の抵抗も守っており、反発に転ずる可能性を残した状態にある。108.50-60の抵抗を実体ベースで上抜けて越週した場合は、短期トレンドが変化して上値トライの動きが強まり易くなるが、中・長期的な上値抵抗が109円台半ば超えから厚くなることから、大幅続伸にも繋がり難いと見られる。また、106.50割れで越週した場合は新たな下落リスクが点灯、106円割れで越週した場合は一段のドル下落に繋がり易くなる。今週の週足ベースで見た上値抵抗は107.80-90、108.50-60に、下値抵抗は106.50-60、106.00-10、104.90-00にある。31週、62週移動平均線は108.25と108.12で収束しており、一方向へ動き出す可能性が高い状態にあるが、現状はこの下に入り込んでおり下値リスクがより高い状態に変わりない。 今週の戦略は、ドル買いは106.50-60で押し目買い。損切りは105.80で撤退。107.80ドル売りは107.80-90の戻り待ち。損切りは108.60で撤退としたい。 上値は107.20-30に軽い抵抗が、107.50-60、107.70-80、108.00-10に強い抵抗があり、全てをクリアしきれない可能性が高いと見ているが、108.30-40、108.60-70の抵抗をクリアして108.70超えで終えた場合は短期トレンドが変化して、上値余地が若干拡がり易くなる。この場合でも109.50-60、109.80-90に日足、週足、月足の抵抗が控えており、ドル急伸にも繋がり難いと見られる。下値は、106.90-00に軽い抵抗が、106.70-80、106.50-60にやや強い抵抗があるが、全て下抜けた場合は106.20-30、106.00-10の抵抗を切り崩す動きへ。106円割れで終えるか105.50割れを見た場合は、新たな下げエネルギーを得て104.60~105.00ゾーンの中期的な下値抵抗の強さを確認する動きへ。

ドル/円【日足】期間:2019/11/14~2020/07/17(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)

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ドル/円【週足】期間:2017/06/02~2020/07/17(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

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ユーロ/円:短期トレンドは“ユーロ強気”押し目買い方針で。120.50割れの越週か 119円割れを見た場合はトレンドに変化。

直近の日足は実体が小さい陽線で終え、単体では上昇エネルギーの強いものではないが、日足の形状が安定しており、急落にも繋がり難いと見られる。6/8の大陰線の値幅(高値124.12)を上抜けて来るまでは反落の可能性にも注する必要があるが、上値トライの流れに乗せているので、目先は押し目買い方針継続。短期トレンドは“ユーロ強気”の状態だが、119円割れを見るか、120.50割れで越週した場合は、下値リスクが点灯する。日足の上値抵抗は123.10-20、124.10-20、124.70-80に、下値抵抗は122.00-10、121.50-60、121.00-10にある。21日移動平均線は121.07に、120日、200日線は119.15と119.85にあり、全てを上抜けて短期トレンドは“ユーロ強気”の流れにある。 一方週足を見ると、高値圏で引ける陽線が出て一段の上昇の可能性に繋げている。単体では強い上昇エネルギーを持ったものではないが、この陽線が前週失敗した上ヒゲ部分を実体で切り返して、トレンドを補強していることや、120.80-90の下値抵抗にも跳ね返されており、足元がしっかりしていることから、一段の上昇に繋がる可能性が高いと見られる。一方で、6月第二週の大陰線が上値を阻む可能性を残していることや、31ヶ月、62ヶ月移動平均線が124.52と125.32に位置しており、124円超えの抵抗を上抜けきれない可能性にも注意する必要がありそうだ。今週の週足ベースで見た上値抵抗は123.10-20、124.00-10、125.20-30に、下値抵抗は120.80-90、120.60-70にある。120.50割れで越週した場合は短期トレンドが変化して一段の下落リスクが高くなる。31週、62週移動平均線は119.64と119.91に位置しており、中期トレンドも“ユーロ強気”に変化する可能性が生じている。  今週の戦略は、ユーロ買いは122.00-10で押し目買い。急落した場合の下値余地を121.50近辺まで見ておく必要がある。損切りは120.90で一旦撤退。売りは今週いっぱい様子見か、124.50に損切りを置くなら124.00超えの戻りを待って軽く売り向かい。  上値は、122.50-60、123.10-20、123.60-70、124.00-10、124.30-40に強い抵抗があるが上下動を繰り返しながらもどこまでクリア出来るかトライする動きが継続しよう。下値は、122.00-10に軽い抵抗が、121.50-60、121.20-30、121.00-10に強い抵抗があり、下値余地が限られる展開が予想されるが、120.50-60の抵抗を下抜けて終えた場合は短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻して下値リスクがやや高くなる。さらに値動きの中で119円割れを見た場合は、“ユーロ弱気”の流れに戻して116~117円台の足元を固め直す動きが強まり易くなる。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2019/12/30~2020/07/17(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

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