2020年7月20日
【ドル/円】：上下の抵抗を抜けきれない状態続く。
ドル/円は狭いレンジ内で陰、陽線が交互に出てもみ合い状態から抜け出していません。トレンドが弱いものの106円台の抵抗も攻めきれずにいるので、突っ込み売りにも注意が必要です。 週足も値幅の極端に狭い小陽線で終えており、続落を食い止めていますが、上下の抵抗を抜けきれていません。週足で見ると、108.60超えで越週すれば短期トレンドが変化して1円程度上値余地が拡がる可能性が、逆に106円割れで越週した場合は105.00以下の下値抵抗をトライする動きが強まり易くなります。 今日も狭いレンジ内での動きとなりそうなので、ドル買いは106.80-90の浅い押し目を拾って106.40で一旦撤退するか、106.50-60の押し目待ちとします。この場合の損切りは105.80で撤退です。ドル売りは107.30-40の戻りを軽く売って107.60に損切りを置くか、107.80-90の戻り待ちとします。この場合の損切りは短期トレンドが変化する108.60に置く必要があります。 日足の上値抵抗は107.50-60、108.00-10に、下値抵抗は106.50-60、106.10-20にあります。
【ユーロ/円】：押し目買い方針継続。
ユーロ/円は実体の小さい陽線で終えています。単体では上昇余力に欠けるものですが、週足の形状が改善しており、今週も上値トライの動きが継続すると見ています。但し、120.50割れで越週した場合はトレンドが変化します。買いは122.00-10で押し目買い。損切りは121.40で一旦撤退です。売りは様子見です。123.10-20にやや強い抵抗があります。
【ユーロ/ドル】：押し目買い方針継続。
ユーロ/ドルは前日の陰線を切り返して陽線引けとなりました。上昇余力の強いものではありませんが、1.14台で終えたことにより、週足の形状が安定しており、今週も上値トライの動きが期待できます。EUの復興基金設立が難航していることや、ユーロ買いポジションが積み上がっており、ポジション調整の動きには気を付ける必要がありますが、トレンドが変化して日が浅いので急落地合いにもなりにくいと見られます。ユーロ買いは1.1380-90で押し目買い。下値余地を1.1350近辺まで見て置く必要があります。損切りは1.1330で一旦撤退です。売りは様子見です。1.1470-80にやや強い上値抵抗があります。短期トレンドは1.1250割れで変化します。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第 119 条により罰せられますのでご注意ください。尚、このレポートは情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
