メキシコペソ/円(4時間足)
直近1週間のポイント
・新四半期入りで投資意欲高まる
・米指標の好結果で景気回復期待の株高
・コロナ感染再拡大で失速も底堅い
約3週間ぶり高値から反落するも底堅い
6月29日に付けた4.624円前後を安値に、6日には約3週間ぶりに4.857円前後まで上昇。
新四半期に入り投資意欲が高まった事や、米経済指標の好結果で景気回復期待が高まった事などから、世界的に株価が上昇する中、メキシコペソにも買いが集まりました。
しかし、豪州のメルボルンがロックダウンに動くなど、コロナ感染再拡大への懸念が強まると7日には一時4.70円を割り込んで下落。
大きく上げ幅を縮小する展開となりました。
それでも、8日の東京市場では4.736円前後まで回復するなど底堅く推移しています。
注目ポイントは米メキシコ首脳会談
メキシコのロペスオブラドール大統領は8日に米国のワシントンを訪問し、この日の午後と翌9日午前にトランプ大統領と会談します。
メキシコ政府はこの会談について、7月1日に発効した新貿易協定「USMCA(米・墨・加協定)」を祝う意図があり、経済面で重要な会談だと説明。
メキシコの通商や投資、社会福祉への取り組みを会談で強調するとしています。
メキシコでも新型コロナウイルスの感染が再拡大しており、今月上旬には死者数が3万人を超えました。
その数は仏を抜いて世界で5番目になったと伝えられています。
コロナ禍で苦境に立つメキシコ経済は、米国への依存度が極めて高いのが特徴です。
今回の首脳会談で米国との連携強化を確認できるかが焦点となりそうです。
来週までのメキシコペソ/円の見通し
予想レンジ
4.600-4.900円
基調
底堅い
来週までの注目ポイント
☆7/8-9 米メキシコ首脳会談
・メキシコのコロナ感染状況
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