いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
7月7日(火)豪ドル/円
基調
方向感模索
目先の注目材料
・主要国株価、国際商品価格
RBAは慎重ながらも楽観的な見通しを維持
豪中銀(RBA)は、本日7日の理事会で大方の予想通りに政策金利(0.25%)とイールドカーブ・コントロール(YCC、3年もの国債利回りを0.25%前後に誘導するように国債を購入)政策を据え置いた。
声明でも、「(コロナ・ショックによる)景気後退は当初の想定ほど深刻なものにはならない」とする慎重ながらも楽観的な見方を維持。
当面は、現行の金融政策を継続するとの市場の見方に変化を与える内容ではなかった。
このため、豪ドルの反応は限定的で、豪ドル/円は74円台後半の水準で推移している。
75.10円付近に軽い上値抵抗が位置しており、これを超えて行けるかが海外市場に向けてのポイントだ。
昨日、大幅高を演じた中国本土株や米国株の動向が焦点で、世界的株高が継続するようなら上値抵抗突破の可能性が高まろう。
なお、7日午後の時点で中国本土株は堅調を維持しているが、米国株先物は小緩んでおり、今後の動きが注目される。
豪ドル/円は、75.10円台を明確に上放れすれば6月8日に付けた年初来高値(76.78円前後)を視界に捉えそうだ。
一方、またしても75.10円台で上値を阻まれるようだと73.30円台の下値支持に向けて調整する可能性もある。
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