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「FX世界王者の投資メンタル」バカラ村氏 FX特別インタビュー(前編)

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日本のFX勃興期から個人投資家として活躍され、FXの国際的なコンテストでは並み居る猛者を抑えて優勝するなど、トレーダーとしての実力も折り紙付きのバカラ村さんにインタビューを行いました。前編ではFXを始めるまで、FX世界大会に参加したいきさつ、プレッシャー下で平静でいるためのコツなどについて伺っています。

▼目次

1.金利に魅力を感じてはじめた外貨投資
2.尊敬する投資家 ラリー・ウィリアムズ
3.緊張下でトレード成績を出すこと

金利に魅力を感じてはじめた外貨投資

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PickUp編集部:
きょうはビデオ会議越しではありますが、インタビューをよろしくお願いします。
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バカラ村:
バカラ村です。よろしくお願いします。
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PickUp編集部:
WEBサイトの、ザイFXに連載されているバカラ村さんの記事は、いつも拝見させていただいております。
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バカラ村:
ありがとうございます。
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PickUp編集部:
早速なんですが、バカラ村さんの投資は外貨MMFから始まったと別のインタビューで読みましたが、そもそもなぜFXでトレードしようと思われたんでしょうか。
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バカラ村:
大学卒業後、サラリーマンをしていたんですね。 そこで、貯金をどうするかって考えたときに、外貨MMFが一番安全そうで、金利もついていたので始めました。 そこから7~8年たった頃にFXブームがきたんですよ。 外貨MMFをすでに始めていて、為替のこともずっと意識していたので、自然とFXを始めたって感じですかね。
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PickUp編集部:
7~8年ですか。外貨MMFを結構長くされていたんですね。
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バカラ村:
まぁ、ほったらかしてたんで。ちらちらと、一週間に一回くらい為替レートみるとか、そのくらいだったです。
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PickUp編集部:
2000年代初めのころだと思いますが、当時は金利も魅力的だったんじゃないですかね。
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バカラ村:
そうですね。
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PickUp編集部:
そしてFXブームが来まして、ミセスワタナベという言葉がでてきました。
豪ドル/円のロングポジションで為替差益が得られるとともに、スワップポイントもつくような時代でしたね。
ちなみに、株式投資よりもFX取引のほうがいいなと思ったということですかね。
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バカラ村:
株式投資もずっとやってみたいなとは思ってたんですけど、FXを始めたら、ほかの金融商品には手を出しにくくなってて。
というのも、為替は大体夕方以降、夜が相場のメインじゃないですか。
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PickUp編集部:
ええ。
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バカラ村:
そうなるとFX以外をやる時間がなくなって来るんですよね。 気持ちとしては株式投資も、やってみたいなっていうのはあるんですけど。
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PickUp編集部:
ということは、値動きをいつもを見ながらトレードする方が、ご自身に合ってらっしゃるとお感じなんですね。
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バカラ村:
そうですね、ポジションを持ってそのまま放置して、よかったと思うことがあまりなくて。

尊敬する投資家 ラリー・ウィリアムズ

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PickUp編集部:
バカラ村さんは、投資の世界コンテストで優勝されたことで有名なんですが、なぜコンテストに出場しようと思われたんでしょうか。
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バカラ村:
まず、私がトレーダーとして尊敬する一人にラリー・ウィリアムズっていう方がいるんですね。
彼は投資の世界コンテストで優勝したんですが、そのときの記録って、いまだに破られていなくて、そんなすごい人の背中を追いたいという気持ちで参加しました。彼のことを凄いリスペクトしているんですよ。

コンテストと言えば、外為どっとコムさんも、昔からバーチャルFX豪華賞品を出しているじゃないですか。
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PickUp編集部:
はっ!ご存知なんですね。ありがとうございます。
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バカラ村:
以前、参加しようかなと思ったんですけど、バーチャルFXはデモ取引なので、実際のお金で成績を競うものとはまた別かなぁと思いました。
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PickUp編集部:
なるほどなるほど。それで、先ほどお名前が出たラリーさんについてなんですけど、どの辺がすごいと思われているんですか?
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バカラ村:
やはり、圧倒的なトレード成績ですね。
1年間というコンテスト期間で、資産を110倍にするという、凄まじい記録を残しています。

しかも、いろいろ調べてると、1年間の中で一時的に200倍まで増やして、その後70倍にドローダウンして、最終的な着地が110倍ぐらいだったんですよ。これ、すごいなぁと思いまして(笑)。
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PickUp編集部:
増減が、激しすぎる(笑)。
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バカラ村:
普通、資産を200倍まで増やせれば、もう取引はここまででいいや、とかスローダウンするじゃないですか。
でもラリー・ウィリアムズはスローダウンしないでトレードを続けました。
そして、そのあと資産が70倍まで落ち混むんです。普通なら、200倍まで行ったあのときにトレードをやめときゃ良かったって考えると思います(笑)。
最後までトレードを続け、結果的に110倍まで戻すという、すごい結果を出しました。

そういうのもあって、凄いなこの人と思いましたね。
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PickUp編集部:
そのコンテストのときの相場って、特殊だったんですかね。
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バカラ村:
ええ。たしかブラックマンデーの時、1987年だったと思いますよ。
この話は、さらに後日談がありまして、10年後に今度はラリー・ウィリアムズの娘さんが投資の世界コンテストで優勝してるんですよ。
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PickUp編集部:
親子そろって・・・。ラリーさんの投資手法に再現性があったからお子さんも好成績だったということなんですかね。
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バカラ村:
ええ、そうなんでしょうね。
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PickUp編集部:
圧倒的なトレード実績で、いまだ破られない記録を持っているというのが、とびぬけていてかっこいいということなんですね
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バカラ村:
そうですね。
それで、私が参加した時のお話に戻りますけど、投資の世界コンテストは期間が1年だったんですね。
だけど、私は出場したタイミングが遅くて、たしか9月の前半からしか始めてないんです。
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PickUp編集部:
だけど、短期間で優勝することができた、ということなんですね。
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バカラ村:
ええ。 世界大会のあとに、日本限定の大会も開かれました。期間は5か月だったんですけど、私は2か月しか参加してないんですよ。
というのも、世界大会で一回優勝してるし、はじめは参加するつもりがなかったんです。
ところが3か月たったころに上位者の成績をみて、「あれ、今からトレード始めてもこれ勝てるんちゃうか」と思いまして、急遽トレードを開始しました。
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PickUp編集部:
で、優勝しちゃった、と。
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バカラ村:
はい。そんな感じです。
日本大会へ参加するか決めていなかったので、普段のハンドルネームから変えて登録していたんですよ。
初めからバカラ村で登録してたらかっこよかったんでしょうけど。あとから友達に、後出しジャンケンみたいでかっこわるいと言われちゃいました・・・。

緊張下でトレード成績を出すこと

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PickUp編集部:
いずれにせよ、二冠おめでとうございます。
ひとつお聞きしたいのですが、実力のある投資家でも、取引結果がつまびらかになる投資コンテストでは、なかなかうまく成果が出せないと聞いたことがあります。

バカラ村さんが参加されたコンテストも成績を公表する前提で取引をされていたと思うんですけど、プレッシャーを乗り越える方法などはありましたか?
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バカラ村:
そうですね。
今は、トレード大会ではないですけど、個人投資家向けにメールマガジンの発信をやってまして、いまだに「普段のトレード」ではないことをしていますね。
なので、プレッシャーを感じる部分はあります。
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PickUp編集部:
意外ですね。プレッシャーは感じているんですね。
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バカラ村:
はい。本来なら、ここでエントリーできたのにな、っていうのはしょっちゅうありますよ。
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PickUp編集部:
ということは、プレッシャーが無ければ世界大会はもっと成績よかったのかもしれないですね。
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バカラ村:
いやいや、トレードしすぎて、逆に悪かったかもしれないです(笑)。
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PickUp編集部:
とはいえ、本来の100%の実力が出せない中で成績を残すことができるポイントはどの辺りにあるのでしょうか。
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バカラ村:
私は、とても負けず嫌いなんです。
負けたくないということから、エントリーの回数が徐々に増えていくんです。特にトレードのコンテストの終盤には顕著でした。

最初はゆっくり回転したポジションから、コンテストの残りの時間を考えて、1位になる為の収益率を考えていくと、徐々にこれじゃあダメだと思って、トレードの回転率があがっていく。
で、そのときに、だんだん集中して来るんですが、そうするとある程度プレッシャーが忘れられるというか、トレードすればするほどプレッシャーを感じなくなってくるんですよね。
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PickUp編集部:
へぇー。不思議ですね。
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バカラ村:
スポーツの大会も同じだと思うんですけど、はじめはある程度緊張していても、体が動き始めるとプレッシャーってだんだん無くなってこないですかね。

スイングトレードとかで、トレードの動きが鈍くなってくると、やはりいろいろなこと考える時間が増えて、増えれば増えるほどいつもと違う方向にトレードが走っちゃうんですよね。
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PickUp編集部:
そういうものなんですね。ちなみに、トレードが違う方向に走っちゃう事を防ぐために、なにかアドバイスはありますか?
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バカラ村:
例えば、自分のもっているポジションの反対方向のことを考えてみるとよいです。
もしドル/円を買いポジションを持って、いろいろ不安になってくるのであれば、仮に自分が売りポジションを持っていた場合を考えます。 結果「売りのポジションは安心だ」という気持ちになってしまったら、今持っている買いポジションが間違っている可能性が高い、といういう風に考えています。
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PickUp編集部:
逆の立場になって考えてみるということですね。面白いですね。
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バカラ村:
そんな感じで、できるだけ自分の心をフラットに持っていこうとしますね。
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PickUp編集部:
まとめますと、時間をかけてあれこれ考えてトレードすると、実はあまり良いトレードにはならないのかもしれないけど、「動き」が伴うトレードならパフォーマンスが良くなるということでしょうか。
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バカラ村:
うーん、ちょっと表現がちがったかもしれないですけど、そんな感じでしょうか。
トレードの回転が速くなるからプレッシャーがなくなる・・・、というのはある程度は、あってるかもしれないですけど・・・。そうとも言いきれないこともあるかな・・・。言葉で表すのが難しいですね。
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PickUp編集部:
では、心臓がドキドキするほどのプレッシャーを感じる取引をしない、というのはどうでしょうか。
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バカラ村:
あ、それに関しては、私は違うと思っています。

今でも、トレードでドキドキすることは多いですよ。
エントリーした瞬間、急に体中から汗が噴き出すみたいな。
「こんな場所に汗かくんだ」と思うこともあるんです。
脇汗とかはよくあるんですけど、腕とかも汗かく気がするんですよ。
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PickUp編集部:
腕汗!
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バカラ村:
そんな時は、どう考えてもプレッシャーを受けてると思うんですけど、 これはこれでいい、っていうことにしてます。
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PickUp編集部:
受け入れる!
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バカラ村:
「デイトレード」という言葉をwikipediaで調べたら、サイコパスって書かれていたんです。
なかなかすごい表現ですが、それでもいいと認めると、私はドキドキ感が収まるんです。
ドキドキしている時、冷静になろうとするから困るのであって、そのままでいいって思えば、多少楽になります。
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PickUp編集部:
なるほど。自分の気持ちを無理やり収めようとしなくても良いと言ことですね。
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バカラ村:
ええ。気持ちを受け入れる、に近いかもしれませんけど。
そうすると、調子を上げることにつながるし、優勝という目的に向かってトレードするやる気にもつながります。
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PickUp編集部:
ここまでのお話、実力のあるバカラ村さんだから当てはまることも多いかと思います。読者の方の中には、期限が決められていて自己都合の成績をあげようっていうとリズムが崩れちゃうって方もいると思いますので、あくまでもご参考までということで。

PickUP編集部より

FXトレードにおいて、ある程度リズムを大事にすること、またプレッシャーを感じたらそれを受け入れる、というお話を伺いました。中編では、テクニカル分析について伺います。

バカラ村 氏
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト。
2015年トレード世界大会為替部門で優勝。2017-18年トレード日本大会優勝。
得意通貨ペアはドル円やユーロドル等のドルストレート全般である。
デイトレードを基本としているが、豊富な知識と経験に裏打ちされた鋭い分析をもとに、スイングトレードやスキャルピングなどを柔軟に使い分ける。
1日12時間を超える相場の勉強から培った、そのアプローチには、個人投資家のみならず多くのマーケット関係者が注目している。