いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
6月12日(金)豪ドル/円
基調
方向感模索
目先の注目材料
・主要国株価、国際商品価格
1にも2にも株価次第
昨日の豪ドル/円は、「コロナ第2波」への警戒感からNYダウ平均が1800ドル超下げた事で73円台へと下落。
本日は、アジア株の軟調スタートを受けて72.50円台まで下値を切り下げる場面もあった。
しかし、午後に入りアジア株が下げ渋ると豪ドル/円にも買い戻しが入り、73.70円台へと反発するなど、主要国の株価動向と歩調を合わせて上下している。
資源国通貨であり相対的な高金利通貨である事から、株などのリスク資産と連動しやすいという豪ドルの特徴がよく表れた動きと言えるだろう。
本日の欧米市場でも株価睨みの動きが続く公算が大きい。
昨日1800ドル超下落したNYダウ平均はアジアタイムに先物が一時400ドル超反発。
一方、欧州株先物は総じて小安く始まっている。
このあと始まる欧米市場の現物株の動きが注目されよう。
豪ドル/円は、73円台を維持して日足陽線引けとなれば、20日移動平均線(執筆時72.88円前後)のサポートが効いて上昇トレンド継続と判断する事ができそうだ。
他方、20日移動平均線を割り込んでクローズすると「上ヒゲ陰線」となるため、本格調整局面入りの見方が広がりそうだ。
本日の欧米市場の相場展開は、目先のトレンドに対する見方を左右する可能性があろう。
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